病院ブログ

☆おうちでできる健康チェック☆ ②乳腺

こんにちは!獣医師の鵜飼です☆彡

今回は、みなさまに乳腺腫瘍のチェック方法についてお話します。

乳腺腫瘍とは、乳腺にできる悪性のできものです。

しこりを触っただけでは悪性か良性かの判定はできません。

が、おうちでまずはしこりを見つけること、それが早期発見には大切です。

 

11693914-白いふわふわの毛皮に背中の上に横たわるチワワ子犬

犬・猫たちのできもので一番多いのは実は皮膚のできものです。

皮膚って面積が広いですし、背中を撫でているときなどに見つけやすいので

よく病院でもできものが出来た、いぼがある、ふくらんでいる、出血した。。。

といったご相談をお伺いします。

ですが、皮膚のできものは良性であることも多く、

肥満細胞腫だったり、肛門や眼などの大事な場所の真横にできた、、とかでなければ、

そんなに苦労をすることもありません。

 

そして、

2番目に多くできるできものが、実は乳腺腫瘍!です。

特に、子犬子猫の時に避妊手術を選択しなかった子については、

発生率が避妊済みの子よりも高くなります。

イデアの患者様方は避妊手術を受けてらっしゃる方が非常に多く、

ほかの地域と比較すると乳腺腫瘍はできづらいかもしれません。

もちろん、

成犬になってから飼われる方もいるし、

避妊手術を選択しないことや出産がいけない!ということではなく、

リスクが高くなるので、未避妊の子はよく触って見張っておかなくてはいけません。

 

 

犬猫の乳腺は、人間とはちがって、

胸から下っ腹のあたりまで、縦に2本、細長く存在します。

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乳腺腫瘍も、最初は米粒のような小さなしこりから始まります

乳腺のふわふわの脂肪の中に、コロっと触れるようになりますので、

乳腺チェックをするときは、

わんちゃんねこちゃんが寝てるとき、もしくは、誰かに前足をもってもらって万歳ポーズ、、、

 

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(ばんざーい♪)

 

前足の付け根から両手でそれぞれの乳腺をつまみ、

ゆっくりつまみなおしながら上から下に順に移動していきます。

 

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(もみもみ、、、って何すんねん!すごい顔がいやそう、、笑)

 

毛が多い子や小柄な子は、とても触りづらいのですが

根気よく、もみもみしてみてください。

乳腺の脂肪の中、皮膚の下、コリっとしたものが触れないかチェックをお願いします。

もみもみするのは、飼い主側にも癒し効果抜群ですね♪

 

特に猫さんの乳腺腫瘍は80%が悪性と言われています。

しこりを見つけた場合は、 早めのご相談をお願いします☆