ペットの病気・気になる症状

寒いと動きたくない、、、

 

 

皆さんこんにちは!

いつも朝は冷たいコーヒーを飲むのを日課にしていましたが

最近は寒すぎて、温かいコーヒーに変えた獣医師の中垣です!

 

こんな寒い中でも、私には大事な任務があります。

それは、病院にいるたくさんの植物たちに毎朝水をあげることです。

 

イデア動物病院の周りには

本当に数え切れないほどの植物が生い茂っています。

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このたくさんの植物たちに水をあげる時間は

とても心地よく快適で

植物が水を喜ぶ声が聴こえてくるくらい素敵な時間です。

 

こんなたくさんの植物たちを

植え替えたり、剪定したりして

管理している院長は本当にまめですごいなぁといつも思います。

 

皆さんも病院の待ち時間などに見てみてください。

ちょっと変わった植物もいたりして、きっと楽しめると思います!

 

植物の話はここまでにして

冒頭でも申し上げましたが

最近は本当に寒すぎませんか?(笑)

 

僕は特に寒さに弱くはないと思うのですが、

やっぱり朝は布団から出たくなくなったり

ストーブの前やこたつでじっとしていたくなりますよね。

 

中でも僕がイヤなのは

寒さでキンキンに冷え切ってしまった便座に座ることです(笑)

あんな冷たい便座に座ることを考えると

トイレに行くことも億劫になってしまいます。

 

 

このように僕たち人間は寒さによって

あまり動きたくなくなったり

僕みたいにトイレに行くことが

めんどくさくなったりすることがありますが

動物たちはどうなんだろうと考えたことはありませんか?

 

実は、ワンちゃんやネコちゃんも同じなんです。

ワンちゃんネコちゃんの中には

冬になると動きが鈍くなったり、

水を飲みに行くことが億劫になったり

トイレを我慢してしまう子たちがいます。

 

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そのため、冬になると

おしっこの病気になってしまう子が少し増える傾向があるんです。

 

水をあまり飲まなくなり

トイレを我慢してしまうと

その分おしっこが濃くなり

それが長時間膀胱の中に溜まるということになります。

 

その結果、結石結晶尿細菌感染を引き起こしてしまうのです。

 

またワンちゃんの場合だと、

散歩でないとおしっこをしないという子も少なくありません。

寒さを理由に飼い主さまが散歩の時間を変えてしまい

ワンちゃんがおしっこを我慢しているということもあります。

 

そしてネコちゃんは寒さ自体も苦手なので

そのストレスにより膀胱炎を起こすことがあるとも言われています。

 

これらのトラブルを未然に防ぐために

水の置き場を増やしたり、ドライフードをふやかしたりなど

水分を取れるように工夫をしてあげましょう。

 

また、トイレがしやすい環境を整えてあげることも重要です。

決まった時間に散歩に行くことも心がけてあげてください。

 

 

最後に、

飼い主さまにすぐに異変に気付いてもらうために

おしっこの病気になった時にみられるサインをご紹介いたします。

 

・何回もトイレに行く

・おしっこに血が混じる

・おしっこをしようとしても何も出ない

・痛がるような声を出す

 

などなどです。

 

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中でも、

何度もトイレに行くのにおしっこが出ないときは

尿道が詰まっている可能性が考えられ、

時間が経つと命の危険性までありますので

すぐに病院に連れてきていただく必要があります。

 

おうちのワンちゃんネコちゃんをよく観察していただき

ご紹介した上記のサインが見られた場合は、動物病院にご相談ください。

 

急な気温の変化で、体調を崩しやすくなっていますので

皆さんもお体にお気をつけください。

 

そして楽しい日々を過ごしましょう!!!