ペットの病気・気になる症状

「チーム」とはなんぞや

もうすぐ2024年も終わりですね。

そろそろ、この一年を振り返る時期です。

市内にでますと、クリスマスのイルミネーションなどが輝いており、

それを見ると「あぁ、年末なんやな」と感じます。

 

今年は、色々ありましたが、総じて、

もがきながらも前に進んだ一年だったと思います。

当社は忘年会にて一年の振り返りと来年の抱負を語る機会がありますので、

さぁ何を話そうかと考えております。

 

振り返りついでに、こちらの経営コラムのネタが欲しくて、

経営者としての自分も振り返ってみました。

 

 

勤務医として、経営のことは何もわからずにいた11年前に遡りますと。

 

 

元副院長も常々言っていた、前の勤務先で感じた

メンバーのチカラが、組織のなかで1+1=2以下になる感覚は、私も同じく感じており、

原因は、不信感や好き嫌い、人間関係のもつれなど、

「動物を治す」目的に不必要な、様々な要因だと思いました。

 

自分がつくる病院は、そういうのはイヤだな。

せっかく人が集まって仕事をするのだから、

ひとりではできないことをしたい=「チーム」をつくりたいな。

ずっとチームスポーツをやっていた自分ならつくれるはず。

そう思い、退職して、新しく経営の勉強をはじめました。

 

そこで学んだ「チーム」の定義とは、

 

●二人以上であること

●同じ目的をもつこと(理念・ミッション・バリューの重要性)

●メンバーが相乗効果をもたらすこと(1+1を、2にも3にも!)

 

とのことで、院長室に忘れないようにその定義を貼り、

試行錯誤してはや10年。

 

まぁーーー、自分のリーダーシップのなさに折れまくる10年でした。

自分のダメなところと向き合い、もがき続けたつもりですが、

たどりついた結論は、

「組織の中で、自分以上にできる人がいるのなら信頼して任せたほうがいい」でした。

他人を巻き込んで相乗効果によって成果を出すことは、自分にとってそれほど難しいことでした。

 

売り上げが伸びると、社員は増えますが、増えれば増えるほどに統率が難しくなります。

個人個人に時間をつかって親身に向き合っていく余裕もなくなります。

でも、それでいいと考えています。

 

総人数4人くらいまでの「個々」を見ていく感覚から、

それ以上になると、

トップは「会社」という全体像をよりハッキリ見ていくようになるのだと。

それは正常なステージの変化だったのです。

 

代表取締役になってからは、自分の「やりたい」や意思はとりあえず後回しにして、

自分を「便利なコマのひとつ」と考えて、

「会社」の全体像の中にいる「自分」をどう使ったらいいか、

と思考を変えて考えるようになりました。

 

医療と経営の両立は(自分にとっては)そうカンタンなものではありませんが、

諦めずに取り組んでいくことが一番の近道ですので、

これからも、「会社」をよくするために、

引き続き、もがきながら頑張っていこうと思います。

 

来年は当社の正念場ですね~!

ワクワクとドキドキが入り交じったこの感覚、イデアの開業時以来でしょうか。

気合いを入れ直して頑張ります!

すでに色々と想定外のことが起きていますが、

人間、ホンキで死ぬつもりでやれば、できないことはない!

これまでの経験で、それは心から実感していることです。