最近めっきり寒くなりましたね。
病気というのはその病気ごとに流行る時期があることも多く、
時期である程度推察されることもあります。
しかし、時期関係なく、よく来院されるのが外耳炎の患者さんです。
(湿気のこもりやすい梅雨〜夏の時期にはより多くなります)
まぁ、症状もわかりやすいので問題ないのですが。
頭を振ったり、後ろ足で顔の側面をカカカッと蹴ったりしていませんか?
そんなときは、ぜひ左右のお耳の穴を見てあげてください。
片耳と比べて赤くなったりしていませんか??
それは「外耳炎」かもしれません。
外耳炎は慢性化してしまうと耳道がボコボコになってしまい
詰まってしまうこともあります。
以下の画像のようになってしまうと、
中耳炎を併発し、顔が傾くなど、かゆいだけじゃなくなってしまいます。
最終的には手術で耳の穴(外耳道)をとってしまわないといけないことも。
1枚目はシーズー、
2枚目はアメリカンコッカーですが、脂っぽい肌質の犬種は外耳炎になりやすいです。
また、先日手術したのは柴犬さんですが、
柴犬のようなアトピー体質の犬も外耳炎になりやすいことから要注意。
耳が垂れている犬種もなりやすいと言えます。
予防する方法は、定期的な「耳掃除」です。
やり方は、洗浄液を用いる方法が一般的です。
けして綿棒を突っ込んでの耳掃除はしないでください!
耳垢を奥に押し込むことになりますし、
外耳道にさらにダメージを与えることがあります。
なにか気になることがあれば、
お気軽に当院スタッフまでお問い合わせください。