もちろん人間ではスキンケアは一般的だと思いますが、
どうぶつのスキンケアには馴染みがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何を隠そう、僕も獣医師になるまでは「どうぶつにスキンケア?」と思ってました。
しかし、獣医師になってからまずビックリしたのは皮膚病のどうぶつの来院頻度の多さです。
(全体の約3割は皮膚病といわれています。)
そして皮膚病を勉強すればするほど、スキンケアの奥深さを知ることになります。
まぁ、それもそのはず、我々もスキンケアしないと肌は荒れますよね。
ただ、適当にシャンプーや保湿をしても効果は低いです。
その子その子の肌に合ったスキンケアのやり方を指導する。
ただそれだけで皮膚病が治ることもしばしば経験しました。
スキンケア、大事なんです。
そこで、当院では
獣医師・動物看護師・トリマーそれぞれに
飼い主さんに指導できるレベルまでスキンケアを勉強してもらっています。
先日は、獣医師・トリマーでどうぶつのスキンケアの院内研修を行いました。
(受付・看護師は昨年受けました)
まず、
「どうぶつの皮膚は、人と同じ構造ではない」
ところの基礎から始まり、
よく見る疾患のスキンケアの方法論を勉強しました。
(適切なシャンプーの選び方、保湿の概念など)
昨日は、台風のなか、長崎先生・本落さんに院外研修に行ってもらいました。
当日はパピーパーティだったので、僕は行けませんでしたが、
新しい発見があり、非常に勉強になったそうです。
最近では、どうぶつの皮膚科の専門医や認定医の先生も増えてきています。
それだけ、皮膚病で悩んでいるどうぶつが多いということでしょう。
ご自身の頭髪を洗う、または体をゴシゴシするような感覚でどうぶつをシャンプーしていませんか?
自己流のスキンケア、本当に正しいのでしょうか?
どうぶつのスキンケアのことでわからない点があれば、お気軽にスタッフまでお尋ねください。