ペットの病気・気になる症状

気をつけたいフード

こんにちは、獣医師の足立です。

もう、春がすぐそこまで来ていますね!

最近、近所を歩いている時に

花のつぼみが、日に日にふっくらしていくのを見ると

自然にうれしい気持ちになってしまいます♪

——————————————————————-

 

 

前回は、動物にとって

中毒になるフードについてお話ししました。

 

今回は、もしかしたら

病気のリスクを上げてしまっているかもしれないフード、

尿路結石ができやすくしてしまっている

かもしれないフードについて、お話します。

 

 

 

尿路結石とは、

体の中で尿が流れる管の中にできる石のことです。

大きさは、

顕微鏡でしか見ることができないものから

人間の握りこぶし大(!)のものまで、

様々です。

 

ある程度、大きな結石ができてしまうと

手術で取り除かなくてはいけません。

もし、尿が流れる管につまってしまうと、

緊急的に処置をしないと

命に関わる状態になります。

 

 

 

 

動物病院で

日常的に診る結石のは、2種類あります。

 

ストラバイト結石

(リン酸アンモニウムマグネシウム)

シュウ酸カルシウム結石

 

です。

 

 

尿中のpHや

カルシウム、マグネシウムなどの

ミネラル量の増加によってできやすくなります。

 

なので、尿中の成分を変えてしまうフードを食べていると

いつのまにか、結石ができている可能性があります。

 

 

 

ニボシ、じゃこ、イワシ、サケなどの魚類

images

 

 

ブロッコリー、ほうれん草、カボチャなどの野菜類

234images

124index

index0987

 

 

 

豆腐、乳製品

7877images

 

 

これらのフードは

ミネラルを多く含んでいるので、

あまり多くは与えない方が良いでしょう。

 

 

その他にも、

ミネラルウォーターを日常的に飲んでいると

結石ができやすいです。

images000

 

 

 

 

以上のフードは

食べると、必ず結石ができるわけではありません。

 

フードのほかに

遺伝的なものや、体質、体調にるものが重なって

結石ができてきます。

 

ただ、病気のリスクを下げるという意味では

日常的に大量に食べるのは

避けた方が良い食べ物になります。

 

 

 

なにか気になる点、疑問がありましたら

お気軽に獣医師、スタッフにご相談ください。