こんにちは!
獣医師の足立です。
もう夏が終わりかけていますね。
すっかり冷房生活していたので
だいぶ涼しくなってきているにも関わらず
冷房依存の止め時が分からなくなっています。。。
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この夏もいっぱい来ました!
耳がかゆい子!外耳炎の子!!
そんな外耳炎、
放っておいたり
繰り返したり
慢性化してしまうと、、、
中耳炎になってしまっている可能性があります!
耳の構造は、外側から
外耳
鼓膜
中耳
内耳
という構造になっています。
外耳に炎症を起こることを、外耳炎
中耳に炎症が起こることを、中耳炎と言います。
中耳にはいろいろな神経が走っています。
もし中耳炎になると
顔面神経麻痺を起こし、
顔面筋が垂れ下がったままになったり
口の開け閉めや
まばたきがしづらくなります。
さらに神経症状が進んでくると
首が傾いたままになったり
眼振を起こしたり
歩けなくなったりしてしまいます。
ただ耳がかゆいだけで
こんな症状が出てくるの?!
って思いませんか?
実際、慢性外耳炎の
半分以上の患者さんが
中耳炎になっているという報告があります。
症状が出るか出ないかは
病気の程度などにもよります。
しかし、神経症状が出てから治療するには時間がかかったり
外科的に手術が必要になってくる患者さんもいます。
そうなる前に、
少し耳をかゆがり始めた程度で
診察に来てもらえると
早期に治療することができます。
気軽に耳を診せに来て下さい。
なにか気になる点、疑問がありましたら
お気軽に獣医師、スタッフにご相談ください。