ペットの病気・気になる症状

お散歩日和のワナ

こんにちは!

獣医師の足立です。

 

現在、当院はコロナウィルス拡散防止のため

狂犬病予防接種、爪切り、肛門腺絞りなどの

予防的なケアのみの

来院自粛をお願いしております。

ご協力お願いします。

 

 

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最近、この自粛生活の中で

時間帯関係なく

ご家族でワンちゃんと

お外にお散歩に出かける方の姿を

よく目にするように思います。

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そんななか、

ぜひ気にしてほしいのはノミ・ダニ予防です!

 

ノミは、ノミアレルギーを発症したり、

お腹の寄生虫も媒介します。

 

ダニも同様に、

いろいろな寄生虫、

ウィルスの病気を媒介します。

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ダニが媒介する、

ウィルスの中でも

恐ろしい病気が

SFTS

重症熱性血小板減少症

という病気です。

 

 

感染経路としては、

ダニ → ヒト

もありますが、

ダニ → ネコ → ヒト

ダニ → イヌ → ヒト

もあります。

 

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ネコに咬まれることにより、

ヒトに感染したり

イヌとの濃厚接触

ヒトに感染します。

 

 

時々、この病気はニュースで取り上げられたりしています。

それはなぜかというと

この病気の恐ろしい点は

ヒトの致死率の高さです。

 

イヌやネコはウィルスを持っていても

症状を示さない場合もありますが、

もしヒトがかかると、

約5人に1人が死んでしまう

おそろしく死亡率が高い病気です。

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実際に、

野良猫に咬まれての感染例や

診察時の動物の接触による

獣医師の感染例も報告されています。

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最近は、温暖化の影響もあるのか

真冬の2月でも、マダニがついたという話を

飼い主さんから聞きます。

 

当院でも、年に数例

外に行かない動物が

ノミまみれで来院することもあります。

 

 

 

どこで感染するか分かりません。

『自分のペットは大丈夫。病気にかからない。』

と思わず、

『予防しているから、自分のペットは大丈夫!』

と思えるといいですね。

予防することにより

安心して、草むら散歩も行けます!

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何か気になる点、疑問がありましたら

お気軽に獣医師、スタッフにご相談ください。