こんにちは!
獣医師の足立です。
このまえ夜、家の近くを歩いていたら
一匹だけ蛍がフラフラ飛んでいるのを見つけました!
住宅地で近くに川もない場所だったので、
レアキャラを見つけた気分になり
うれしくなっちゃいました♪
でも、どうしてあんなところに、、、?
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最近、野良猫の赤ちゃんを拾った
もしくは、保護したという方から
電話で問い合わせがあったり、
来院される方が多くなっています。
今回は、子猫を保護した時の対処法について
お話させていただきます。
なにはともあれ、
弱っていても元気でも
まずは動物病院へ連れてきてください!
と、言いたいところですが
すぐに連れてこれない場合もあるかと思うので
今回は、主に動物病院へ連れてくるまでに
気を付けてほしいことをお話していこうと思います。
すぐに家に入れない
野良猫さんは、基本
ノミ、ダニ、お腹の虫、ウィルスなどの
感染症にかかっていることがほとんどです。
なので、そのまま家に入れてしまうと
家中にノミが散らばったりするする場合もあります。
キャリーや段ボールに入れて
玄関のたたきなどに場所を作ってあげてください。
この場合は体が冷えないように気を付けてください。
先住のペット、特に猫がいる場合は
直接触れあわせないようにしましょう。
感染症がうつってしまうおそれがあります。
あたためる
子猫さんは小さければ小さいほど
自分で体温を調節できません。
弱っていたりすると余計です。
体が濡れているのであれば
ドライヤーで乾かしてあげてください。
体温が下がるとすぐに弱ってしまうので
ヒーター、湯たんぽなどで
暖かい空間を作って保温してあげてください。
ごはんをあげる
食事がミルクなのか、離乳食、ドライフードなのかは
子猫の月齢によって変わってきます。
一概には言えませんが、
体重が400g以下であれば
授乳の必要があることが多いです。
そして、歯がしっかり生えていれば
離乳は済んでいる可能性は高いです。
ミルクであれば、
必ず猫用ミルクを用いて下さい。
約3時間ごとに授乳します。
離乳食、ドライフードを食べる時期であれば
市販の子猫用の缶詰や
ドライフードのふやかし
もしくは、そのまま与えてください。
最近はコンビニでもペットフードが買えます。
そのときの注意点としては
おやつなどの副食ではなく
総合栄養食と書いてあるのを選びましょう。
誰が飼うか決める
保護された方、もしくは
知り合いの方で飼いたい方がいるか探しましょう。
もし、誰もいないのであれば
最寄りの保健所に相談してみましょう。
保健所によっては
一緒に里親さんを探してくれる所もあります。
動物病院へ連れていく
診察で見るものとしては、
体調
年齢、性別
ノミダニ駆虫、予防
便検査
ウィルスチェック
ワクチン接種
などです。
思いがけない病気になっていて、
それを治療したり
フードのやり方や
トイレのしつけ方法など
子猫を飼うアドバイスもできます。
何か気になる点、疑問がありましたら
お気軽に獣医師、スタッフにご相談ください。