ペットの病気・気になる症状

寒いと動きたくない、、、

 

 

皆さんこんにちは!

いつも朝は冷たいコーヒーを飲むのを日課にしていましたが

最近は寒すぎて、温かいコーヒーに変えた獣医師の中垣です!

 

こんな寒い中でも、私には大事な任務があります。

それは、病院にいるたくさんの植物たちに毎朝水をあげることです。

 

イデア動物病院の周りには

本当に数え切れないほどの植物が生い茂っています。

IMG_9437 2

 

 

このたくさんの植物たちに水をあげる時間は

とても心地よく快適で

植物が水を喜ぶ声が聴こえてくるくらい素敵な時間です。

 

こんなたくさんの植物たちを

植え替えたり、剪定したりして

管理している院長は本当にまめですごいなぁといつも思います。

 

皆さんも病院の待ち時間などに見てみてください。

ちょっと変わった植物もいたりして、きっと楽しめると思います!

 

植物の話はここまでにして

冒頭でも申し上げましたが

最近は本当に寒すぎませんか?(笑)

 

僕は特に寒さに弱くはないと思うのですが、

やっぱり朝は布団から出たくなくなったり

ストーブの前やこたつでじっとしていたくなりますよね。

 

中でも僕がイヤなのは

寒さでキンキンに冷え切ってしまった便座に座ることです(笑)

あんな冷たい便座に座ることを考えると

トイレに行くことも億劫になってしまいます。

 

 

このように僕たち人間は寒さによって

あまり動きたくなくなったり

僕みたいにトイレに行くことが

めんどくさくなったりすることがありますが

動物たちはどうなんだろうと考えたことはありませんか?

 

実は、ワンちゃんやネコちゃんも同じなんです。

ワンちゃんネコちゃんの中には

冬になると動きが鈍くなったり、

水を飲みに行くことが億劫になったり

トイレを我慢してしまう子たちがいます。

 

usugata_S

 

そのため、冬になると

おしっこの病気になってしまう子が少し増える傾向があるんです。

 

水をあまり飲まなくなり

トイレを我慢してしまうと

その分おしっこが濃くなり

それが長時間膀胱の中に溜まるということになります。

 

その結果、結石結晶尿細菌感染を引き起こしてしまうのです。

 

またワンちゃんの場合だと、

散歩でないとおしっこをしないという子も少なくありません。

寒さを理由に飼い主さまが散歩の時間を変えてしまい

ワンちゃんがおしっこを我慢しているということもあります。

 

そしてネコちゃんは寒さ自体も苦手なので

そのストレスにより膀胱炎を起こすことがあるとも言われています。

 

これらのトラブルを未然に防ぐために

水の置き場を増やしたり、ドライフードをふやかしたりなど

水分を取れるように工夫をしてあげましょう。

 

また、トイレがしやすい環境を整えてあげることも重要です。

決まった時間に散歩に行くことも心がけてあげてください。

 

 

最後に、

飼い主さまにすぐに異変に気付いてもらうために

おしっこの病気になった時にみられるサインをご紹介いたします。

 

・何回もトイレに行く

・おしっこに血が混じる

・おしっこをしようとしても何も出ない

・痛がるような声を出す

 

などなどです。

 

index_img_symptom_01

 

中でも、

何度もトイレに行くのにおしっこが出ないときは

尿道が詰まっている可能性が考えられ、

時間が経つと命の危険性までありますので

すぐに病院に連れてきていただく必要があります。

 

おうちのワンちゃんネコちゃんをよく観察していただき

ご紹介した上記のサインが見られた場合は、動物病院にご相談ください。

 

急な気温の変化で、体調を崩しやすくなっていますので

皆さんもお体にお気をつけください。

 

そして楽しい日々を過ごしましょう!!!

 

 

 

 

食べても食べても痩せてしまう

 

 

皆さんこんにちは!

最近、コロナワクチンの

2回目接種を無事終えました獣医師の中垣です!

 

私は1回目の時から、

副反応で熱が出て頭痛もかなり酷かったのですが

2回目はそれを超えてきてかなりしんどかったです。。。

 

普段から外出や人と会うことを避けているので

そこまでして

ワクチンを打つ必要があったのかなと少しは思いましたが、

これから安心してサウナに行くためには

必要なことだと自分に言い聞かせました(笑)

 

 

ところで皆さんは、

バセドウ病」という病気をご存知でしょうか?

 

バセドウ病とは、

ヒトで見られる病気であり

正式には「甲状腺機能亢進症」と呼ばれています。

 

名前の通り、甲状腺が

通常よりも過度に機能してしまう状態のことを言います。

 

甲状腺は私たちの喉のあたりにある内分泌器官であり

ホルモンを分泌する働きを持っています。

img01

 

甲状腺ホルモンはざっくりですが

体の各組織に作用して

代謝を活性化させるホルモンです。

 

代謝を活性化させるといっても

イメージがあまりつきにくいので

私なりに、甲状腺ホルモンは

体を元気にする

体にもっとがんばりなさいとムチを打つ

ホルモンだと捉えています。

 

バセドウ病は、

何らかの原因により

この甲状腺に対する自己抗体ができてしまい

甲状腺が過度に刺激を受けることで、

ホルモンが過剰に分泌されてしまう状態にあります。

 

img_01_01

 

 

この、「体を元気にする」、「ムチを打つ

ホルモンが過剰に分泌されるとどうなるでしょうか。

 

実際には、このような症状が出てきます。

 

img_01_02_01

 

たとえ落ち着いた状態であっても、

過剰な甲状腺ホルモンの分泌により

常に代謝が活性化され、

汗をよくかいたり

動悸がしたり

疲れやすくなってしまうのです。

 

運動していないのに、

体はずっとこんな感じになっている

そんなイメージです。

12

 

 

実はネコちゃんにも、

この「甲状腺機能亢進症」という病気があるんです。

 

甲状腺機能亢進症は、

高齢のネコちゃんでの罹患率が高く、

8歳以上で約9%、

10歳以上で約11%と報告されています。

(10歳以上で10頭に1頭という計算です)

 

ネコちゃんはヒトと違って、

甲状腺が腫瘍化(ほとんどが良性腫瘍)したり、

過形成といって大きくなってしまうことで

過剰に甲状腺ホルモンが分泌されます。

 

その結果、

体のさまざまな部分に悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

では、甲状腺ホルモンが出過ぎることによる

影響はどのようなものでしょうか?

 

簡単にまとめてみました。

 

①全身でエネルギーを使いすぎる

甲状腺ホルモンは全身の組織で代謝を活性化し、

エネルギーを消費する方向に働きます。

甲状腺機能亢進症では、

そのホルモンが出過ぎてしまうため

脂肪だけでなく、

筋肉も分解しどんどん痩せていきます。

 

そうすると体はエネルギー不足に陥り、

それを補うために

たくさんご飯を食べるようになりますが

それでも体重を維持することが難しいくらい

代謝が活性化してしまいます。

 

そのため、外から見ると

食欲旺盛でたくさんご飯を食べているのに、

なぜか痩せてくるという矛盾が生まれるのです。

 

実際に

甲状腺機能亢進症を患ったネコちゃんの写真です。

筋肉量も減少し、

かなり痩せてしまっていることが見て分かると思います。

 

feline-hyperthyroidism

 

②下痢を繰り返す

甲状腺ホルモンは消化管(胃や腸)も元気にさせます。

本来、口にした食べ物は胃・腸を

ゆっくりと時間をかけて通過することで

栄養や水分が吸収され、

キレイなうんちとなって出てきます。

 

しかし、胃や腸が元気になりすぎると、

食べたものがすぐに通過してしまい

下痢の原因となってしまいます。

 

③心臓が頑張りすぎてしまう

甲状腺ホルモンは、

交感神経を介してより心臓を動かそうとします。

そのため、頻拍となり

血液も本来より多く送られるため

全身性の高血圧につながります。

 

④腎臓病の進行を早める

先ほど甲状腺機能亢進症は

全身性の高血圧を引き起こしてしまうと説明しましたが

これにより腎臓での血流量も増加してしまい、

慢性腎臓病の進行を促進してしまう

とも言われています。

 

甲状腺機能亢進症は、

体に以上のような悪影響を及ぼします。

 

見た目上は元気でご飯もよく食べることが多いので

気が付きにくく、

見逃されているケースが多いです。

 

最近では、

健康診断などで早期に発見されるケースも多い

と言われていますので

ご自宅のネコちゃんで少しでも異変に気がついた方は、

動物病院にご相談頂けたらなと思います。

 

私も体が疲れやすいなと感じていたので、

最近受けた健康診断で

ついでに甲状腺ホルモンについて

調べてもらったのですが

無事正常の範囲内でした。

 

なぜ疲れやすいのかは謎のままです。

 

ではまた来月の投稿を楽しみにお待ちください!

最後まで読んでいただきまして

ありがとうございました。

 

 

頭をよく振るのはなぜ?

 

 

皆さんこんにちは!

獣医師の中垣です!

いきなりですが、皆さんの趣味はなんでしょうか?

 

私はキャンプに行ったり、

ギターを弾きながら大声で歌ったり、

たくさん趣味はあるのですが、

これだけは外せない!皆さんにもお勧めしたい!

そんな趣味があります(笑)

 

それは、、、サウナに行くことです!

ここ一年サウナにどハマりしていて、今でも週4で行っています。

 

周りの人からは、頭がおかしいと言われますが

これほど素晴らしいものはないと私は思っています。

 

サウナに行くことで、

心も体もすっきりし、

睡眠の質や普段の生産性も格段に上がるんです!

最近では免疫力も上がると言われているくらいです。

良いことづくしです(笑)

 

皆さんにもサウナの良さを伝えたいので、

もし興味がある方は私に聞いてみてください。

熱弁します!

 

                                          

 

突然ですが、

皆さんはわんちゃんが動物病院を受診する理由で

上位を占める病気は何かご存知でしょうか?

 

実は、

1番多いのが皮膚のトラブルで、

2番目がのトラブルです。

 

皮膚と耳を合わせると、

動物病院の40〜45%の来院理由を占めるとも言われています。

私も実際に診察をしていて、

皮膚と耳のトラブルがかなり多いことを実感しています。

05-3

 

それだけ多いということは、

これらのトラブルで苦しんでいるわんちゃんや

悩まれている飼い主様も多いことと思います。

 

そこで今回は、1番目に多い皮膚疾患、、、ではなく

(皮膚のトラブルについてはまた後々のブログで書かせて頂きます)

2番目に多いと言われる

耳の疾患」について紹介させて頂きます。

 

耳の疾患の中でも、比較的多いのが「外耳炎」です。

外耳炎、皆さまのわんちゃんも

一度は経験したことがあるんじゃないでしょうか。

中には、何度も繰り返し再発してしまい

頭を悩まされている方もいらっしゃると思います。

 

そんな皆さまに、

外耳炎に対する理解をより深めていただくため

外耳炎について

下の4つのテーマに分けてご説明したいと思います。

 

①どんな症状?

②なぜなるの?

③細菌・マラセチア(カビ)がいるってどういうこと?

④自宅でのケアは必要?

                                       

 

①どんな症状?

 

外耳とは、下の写真の通り、

耳孔(耳の穴)から鼓膜までの部分を言います。

 

私たち人間は、

耳孔から鼓膜までまっすぐ耳道が伸びていきますが、

わんちゃんの場合は一度垂直方向に走り、

そこでL字型にカーブして鼓膜へと向かいます。

 

このL字型の部分に起きる炎症、それが外耳炎です。

 

image01_zoom

 

 

外耳炎が起きると耳が赤く腫れたり

4e378caf6a4d6cc8d0139c1edf66767af590f952

 

ベタベタした耳垢が出てきたりします。

vol1_3

 

このような状態はわんちゃんからすると、

見た目通りかなり痒かったり、痛かったりします。

 

そのため、

後ろ足で耳を掻こうとしたり

床になすりつけたり

しきりに頭を振ったりする行動が目立ってきます。

頭を振りすぎて首を痛めてしまう子がいるくらいです。

 

このような行動を目にした場合、

耳をぺらっとめくって見てみてください。

(痛みによって触られることを嫌がる子もいるので無理は禁物です)

 

もしかすると、

写真のように耳が真っ赤になっているかも知れません。

その場合は、外耳炎の可能性があるので

すぐに動物病院を受診することをお勧めします。

 

②なぜなるの?

 

ではなぜ外耳炎は起きてしまうのでしょうか。

 

それは大きく分けて4つの原因があると言われています。

(他にもありますが代表的なものを紹介します)

 

1. ミミダニ

耳に寄生するダニのことです。

ミミダニの寄生によって強い痒みを伴います。

これが耳の中にいることを想像しただけで、痒くなってきますよね。

t02200198_0800071913140476711

 

2.異物

草や砂、水などが

耳の中に入ってしまうことで、外耳炎を引き起こします。

 

3.アレルギー

アトピー性皮膚炎や食物アレルギーのことです。

元々これらの基礎疾患を持っていると、

そもそも皮膚に炎症が起こりやすいので、

外耳炎を引き起こしてしまいます。

 

4.脂漏症

皮脂量が多く、

皮膚がベタベタになってしまう病気です。

脂漏症のわんちゃんは

高確率で外耳炎を発症し、耳垢も大量に発生してしまいます。

 

 

紹介した4つのうち、

ミミダニと異物に関しては

これらを取り除いてあげることで

外耳炎は完治することが多いです。

 

しかし、アレルギーや脂漏症といった

元々ある体質が原因となっている場合

これらをうまく管理して上げないと、

外耳炎を繰り返す原因になってしまうのです。

 

③細菌やマラセチア(カビ)がいるってどういうこと?

 

皆さんがわんちゃんの耳のトラブルで、

動物病院を受診された時に

耳にバイ菌がいますね!

耳にカビがわいています!

といった言葉をよく耳にすると思います。

 

動物病院で治療を受けて

バイ菌やカビがいなくなったのに、

どうしてまた外耳炎になってしまうんだろう?

 

そう思われている方も

たくさんいらっしゃると思います。

 

実はこれらのバイ菌やカビは、

外からやってきたのではなく

皮膚の常在菌、つまりもともと皮膚に存在するものです。

 

普段は皮膚のバリア機能によって、

常在菌は絶妙なバランスに保たれています。

 

しかし、炎症が起こったり、

それにより皮膚のバリア機能が落ちると

今まで保たれていた絶妙なバランスが一気に崩れ、

常在菌が増殖してしまい悪さをするのです。

 

つまりここで大切なのは、

バイ菌やカビがいることで

外耳炎になってしまうのではなく

外耳炎が起きた結果、

バイ菌やカビが増殖し、

より外耳炎を悪化させているということです。

 

簡単に言えば、

バイ菌やカビが外耳炎の原因ではないということですね。

なので、それらをやっつけても

外耳炎が起きる根本的な解決にはなっていないのです。

 

大事なのは、②のテーマでお伝えした通り、

アレルギーや脂漏症といった元々持っている

体質的なところを管理してあげることです。

 

そうすることで、

できるだけ外耳炎を繰り返さないようにしてあげましょう。

 

④自宅でのケアは必要?

 

結論から申し上げますと、

自宅でのケアは必要ありません。

 

それはなぜか。

健康なわんちゃんの耳は、

自分で自分の耳を綺麗にする

自浄作用」があるからです。

 

そのため、

耳垢も自然と外に出ていくようようになっています。

 

よく、人間と同じように

「綿棒を使って耳掃除をしていいのか」

という質問を頂きます。

 

答えはノーです。

 

綿棒を使うと、

耳に過度な刺激を与えてしまったり

耳垢をかえって耳道の奥に押し込んでしまい

外耳炎を起こす原因になってしまう可能性があるからです。

 

目に見えている耳垢を

綿棒で取りたくなってしまうこともあるかと思いますが、

そこはグッと堪えてください。

 

ところで、

先ほど自宅でのケアは必要ないと言いましたが、

もちろん必要な子もいます。

それは以下のような子たちです。

 

・外耳に異物や寄生虫が存在している

・アトピー性皮膚炎や食物アレルギーにともなって炎症が頻発している

・脂漏症にともなった外耳の過剰な皮脂汚れ

・短頭種などもともと耳道が狭く耳垢の排出がうまくできない子たち

 

このような場合、

自宅でのケアが必要となる時があります。

 

もちろん綿棒を使用するのではなく、

専用の耳の洗浄剤を使います。

 

ただ、耳の洗浄剤を使用する場合、

必ず外耳と鼓膜の状況を確認する必要があり、

またそもそも洗浄の必要性があるのか

ということも判断しなければなりません。

 

そのため、

事前に獣医師に確認していただくことを

お勧めいたします。

 

 

ここまで外耳炎について説明してきましたが、

他にも、垂れ耳であったり、

耳毛が多かったり、今のような高温多湿な気候によって

外耳炎になりやすい子たちもたくさんいます。

 

もし、ご自宅のわんちゃんの耳のことで

気になることがありましたら

お気軽に当院のスタッフに尋ねていただければと思います。

 

では、また来月のブログを楽しみにお待ちください!

 

 

 

 

 

わんちゃんと楽しい夏を過ごすために!

 

 

みなさんこんにちは!

獣医師の中垣です!

また大阪府にも緊急事態宣言が出るそうで、

今年の夏もどこにもいけなくなりそうです。。。

 

コロナになる前は、夏は山に登ったり、海に行ったり、

楽しい思い出がたくさんあったなとしみじみしています。

ちなみにこの写真は、富士山に登った時のものです!

 

夏だからと油断してかなり薄着で行ってしまい、

頂上についた時には、凍傷で手と腕がパンパンになって

景色どころじゃなくなってしまったというのが一番の思い出です(笑)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

                                            

 

さて、前回予告させて頂いていた通り、

今回のブログは「犬の熱中症」についてお話しさせて頂きます。

 

私たちが住む枚方市は特に気温が高くなることが多いので、

熱中症はとても身近な問題となりうる可能性が高いと思います。

 

犬の体温は主に呼吸により熱を放散して、およそ37度〜39度に保たれています。

そして、熱放散の限界を超えて、高体温が持続した状態により引き起こされるのが熱中症です。

 

皆さんも学生時代などに、暑い中運動をしていて、

めまいや立ちくらみがしたり、足が急につったりしたことはないでしょうか。

 

人間の場合、自分で体調の変化に気がつき、

日陰で休んでいれば治っていた、なんてこともあるかと思います。

 

しかし、犬の場合はそうはいかず、

熱中症と気がついた時には重症であり、集中治療の対象となるとも言われています。

 

高体温の状態が持続すると、細胞レベルで障害が起き、

多臓器不全、中枢神経障害、急性肝腎障害、血液凝固不全、循環不全、呼吸不全

などが引き起こされます。

 

難しい言葉を並べましたが、端的に言うと、暑さにより体温のコントロールが効かず、

ショック状態となり、最悪の場合死に至ってしまうという恐ろしい病気です。

 

しかし、この恐ろしい病気である熱中症は、正しく理解して対策をとることで防げるものであり

もしなってしまった場合でも、早急に対処することで助かるケースがあります。

 

昨年のイデア動物病院のブログでは、

足立先生が犬の熱中症のサインについてや、

体の冷やし方について紹介しておりましたので、

 

今回僕は、犬がどのように熱を外に逃しているのかについて紹介し、

それを皆様に理解していただくことで、

体温調節をしやすい環境を整えていただくことにつなげてもらえたらなと思います!

 

 

熱放散の4つの仕組みについて

IMG_8960

 

伝導

これは単純に体に接する物体へ熱が移動していく現象であり、

真夏に犬が冷たい床に寝そべっている姿を想像してもらえれば分かりやすいと思います。

あれは、熱伝導により体温を下げようとしているのです。

 

対流

体の表面をより温度の低い気体や液体が流れることで、

体から熱が奪われていく現象です。

扇風機の前から離れないわんちゃんもいるんじゃないでしょうか。

 

放射

物体を介さずに熱がエネルギーとして放出される現象です。

満員電車に乗った時、接触している訳でもないのに

周囲の人の熱をなんとなく感じることがありませんか?

それはこの放射が起こっているからなんです。

 

蒸散

水が蒸発するときに、気化熱として熱が奪われていく現象です。

人も犬も、熱放散の30%はこの蒸散に頼っていると言われています。

人ではこれが汗によって起こっていますが、犬では気道からの蒸散が主な経路となっています。

ハァハァと呼吸をしている姿を想像してもらえると分かりやすいですが、

あれは口から熱を逃しているのです。

 

ここまで紹介してきた4つの熱放散ですが、

①〜③は体温よりも外の気温の方が低いからこそできることであり、

当然、外気温が体温を上回れば、これらの熱放散の仕組みは作動しなくなり、

熱放散のほぼ全てが、④の口からの蒸散に頼ることになります。

 

しかし気温が高いことに加え、

湿度も高くなれば最後の砦である口からの蒸散もうまく機能しなくなってしまうのです。

 

ここまで、熱放散の仕組みを理解した上で大事なことは、

犬が熱放散しやすい環境を整えてあげることです!

 

まずは、この暑い時期はエアコンや扇風機を利用して

温度、湿度を調節し対流放射蒸散などの熱放散がうまくできるようにしてあげましょう。

 

具体的には、室温26〜28度、湿度50%くらいがおすすめです!

 

また、冷却マット大理石ボードを置いてあげることで、

熱伝導により体温を下げやすくしてあげることも重要です。

 

最後に、熱中症を予防するのに一番重要なのは、

炎天下の中の散歩を極力避けてあげることだと思います。

 

もし、いつも散歩する時間帯が暑いと感じたら、

時間をずらすか、保冷剤を首に巻いてあげたり、

水分補給をこまめに取るといった対策をしてあげてくださいね!

 

しっかりと熱中症を予防して、わんちゃんと楽しい夏を過ごしましょう!

 

今日から僕が、、、

 

 

いつも当院のブログを読んで頂きありがとうございます!

 

最近は急に暑くなり、蒸し蒸しする天候を鬱陶しく感じる方もいれば、

やっと夏がきたと喜んでいる方もいると思います。

 

僕は完全に後者で、夏が大好きなのでワクワクしているのですが、

なんせ人一倍日焼けしやすい体質なので、今年も焦げてしまわないか心配しています

(夜になると僕の姿が見えないと言われるほどです、、、)

 

ところで!!!

いつもブログを読んで頂いている皆さまはお気づきかもしれませんが、

今回この記事を書いているのは、院長でもなく、足立先生でもありません!

 

 

申し遅れましたが、僕はこの4月からイデア動物病院に勤務しております、獣医師の中垣です!

 

足立先生が産休に入られることもあり、

今日からこのブログは、僕が書かせていただくことになりました。

 

今までの院長と足立先生のブログはとても面白い内容ばかりで、

それを引き継ぐのはとてもプレッシャーですが、

皆さまに「有益な情報を、そして「飽きさせない内容」を提供する

ということを意識して頑張っていこうと思います!

 

そして記念すべき第1回目は、簡単に僕の「自己紹介」をしたいと思います!

早速、あまり有益な情報じゃなくないか?

と思った方もいるかもしれませんが、そこは多めに見ていただけると助かります。笑

これから皆さまとお会いする機会も増えると思いますので、

僕がどのような人間か、少しだけでも知っていただければなと思います!

 

 

僕は枚方市で生まれ、今もずっと枚方市に住んでいます。

小さい頃から犬と共に過ごし、今も3匹のワンちゃんと1匹のネコちゃんと暮らしています。

ちなみに、この写真は僕が2歳のときのもので、僕が獣医師を目指すきっかけを与えてくれた子達です。

IMG_8708 IMG_8710

これでもかっていうくらい顔に肉がついてますね。笑

 

そんな、長い間犬を飼ってきた僕ですが、小動物だけが好きな訳ではありません。

実はも大好きなんです。学生の頃は、1人で北海道まで行き実習に参加させて頂いたりしてました。

 

Snapseed_Original IMG_8715

馬は人を乗せレースで競走したり、牛は乳やお肉となって人々の食料となったり、

動物は皆それぞれ生き方は違いますが、どれも大切な存在だと考えています。

将来は、ワンちゃんやネコちゃんだけでなく、たくさんの動物を診ることができる獣医師になれたらなぁと思っています!

 

ここまで少し自己紹介をして気がついたのですが、このままだとものすごく長くなってしまうので、

最後にいきなりですが、僕の座右の名を紹介して終わらせていただきます。

本当にいきなりですみません

 

僕が昔から好きな座右の銘、それは「人の可能性は無限大である」という言葉です。

この言葉は、京セラの創業者である稲盛和夫さんがおっしゃていたもので、

無限の可能性を持っているはずだと信じ、努力することが大切であり、

そのように可能性を信じ、努力することでこそ、人間は進歩し続けることができるという意味だそうです。

逆を返せば、最初から無理だと諦めてしまえば、そこから進歩することはできないということです。

とても素敵な言葉ですよね!

 

これからも獣医師として、皆さまの動物たちとの生活をしっかりサポートできるように

どんな困難に遭遇しても諦めることなく努力を続けていこうと思います。

 

ということで、僕の最初のブログはここまでにさせていただきます!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

病院で僕を見かけた際は、お気軽に話しかけて頂ければ幸いです。

 

次回のブログの内容は、

ワンちゃんの「熱中症」について話そうと思いますので

楽しみにお待ちくだい!