ペットの病気・気になる症状

動物の健康管理について ~定期的な駆虫~

フィラリア

img_article_thumb1  心臓に寄生する細長い虫(右図)です。ほかの寄生虫に比べ、どこにでもいる「蚊」が媒介するという点、心臓に寄生し命に関わるという点で月一回の予防薬投与が極めて重要になります。

また、一度心臓に寄生すると完治が困難です。予防の中で最も重要といっても過言ではないでしょう。

投薬期間は、蚊の発生するシーズン、つまり4、5月~12月までです。

ノミ

img_article_thumb2寝床やカーペットの奥にひそんでいます。

ほぼ年中生息しますが、暖かくてジメジメしている時期、つまり梅雨前後で活発に活動、繁殖します。

一匹でもノミの成虫が見つかれば、部屋中にノミの卵、サナギ、幼虫がいる可能性があります。強いかゆみをともなう皮膚病だけでなく、瓜実条虫という腸内寄生虫を媒介することもあります。また、人にもうつります。予防には月一回のスポット薬投与が重要になります。

マダニ

img_article_thumb3散歩中の草むらなどにひそんでいます。

多数寄生の場合には、たくさんの血液が吸われてしまうため、

栄養障害や重度の貧血などを引き起こします。また、マダニは死亡率の高いバベシア症を媒介します。

最近では、人に致死率の高い疾病を伝染することが話題になっています。予防には月一回のスポット薬投与が重要になります。

駆虫薬は、動物のライフスタイルによってそれに適した薬剤を使用することが重要です。
獣医師にお気軽にご相談ください。