ペットの病気・気になる症状

思いがけず、出会ってしまったら

こんにちは!

獣医師の足立です。

 

このまえ夜、家の近くを歩いていたら

一匹だけ蛍がフラフラ飛んでいるのを見つけました!

住宅地で近くに川もない場所だったので、

レアキャラを見つけた気分になり

うれしくなっちゃいました♪

でも、どうしてあんなところに、、、?

 

———————————————

 

最近、野良猫の赤ちゃんを拾った

もしくは、保護したという方から

電話で問い合わせがあったり、

来院される方が多くなっています。

 

今回は、子猫を保護した時の対処法について

お話させていただきます。

063001

 

 

 

なにはともあれ、

弱っていても元気でも

まずは動物病院へ連れてきてください

063102

 

と、言いたいところですが

すぐに連れてこれない場合もあるかと思うので

今回は、主に動物病院へ連れてくるまでに

気を付けてほしいことをお話していこうと思います。

 

 

 

 

すぐに家に入れない

 

野良猫さんは、基本

ノミ、ダニ、お腹の虫、ウィルスなどの

感染症にかかっていることがほとんどです。

なので、そのまま家に入れてしまうと

家中にノミが散らばったりするする場合もあります。

 

キャリーや段ボールに入れて

玄関のたたきなどに場所を作ってあげてください。

この場合は体が冷えないように気を付けてください。

 

先住のペット、特に猫がいる場合は

直接触れあわせないようしましょう。

感染症がうつってしまうおそれがあります。

063113

 

 

 

 

あたためる

 

子猫さんは小さければ小さいほど

自分で体温を調節できません

弱っていたりすると余計です。

 

体が濡れているのであれば

ドライヤーで乾かしてあげてください。

 

体温が下がるとすぐに弱ってしまうので

ヒーター、湯たんぽなどで

暖かい空間を作って保温してあげてください。

06321112index

 

 

 

 

ごはんをあげる

 

食事がミルクなのか、離乳食、ドライフードなのかは

子猫の月齢によって変わってきます。

 

一概には言えませんが、

体重が400g以下であれば

授乳の必要があることが多いです。

そして、歯がしっかり生えていれば

離乳は済んでいる可能性は高いです。

 

ミルクであれば、

必ず猫用ミルクを用いて下さい。

約3時間ごとに授乳します。

063111

 

 

離乳食、ドライフードを食べる時期であれば

市販の子猫用の缶詰や

ドライフードのふやかし

もしくは、そのまま与えてください。

 

 

最近はコンビニでもペットフードが買えます。

そのときの注意点としては

おやつなどの副食ではなく

総合栄養食と書いてあるのを選びましょう。

0631140

 

 

 

 

誰が飼うか決める

 

保護された方、もしくは

知り合いの方で飼いたい方がいるか探しましょう。

もし、誰もいないのであれば

最寄りの保健所に相談してみましょう。

保健所によっては

一緒に里親さんを探してくれる所もあります。

0631145

 

 

 

動物病院へ連れていく

 

診察で見るものとしては、

体調

年齢、性別

ノミダニ駆虫、予防

便検査

ウィルスチェック

ワクチン接種

などです。

063117

 

 

思いがけない病気になっていて、

それを治療したり

フードのやり方や

トイレのしつけ方法など

子猫を飼うアドバイスもできます。

 

 

 

何か気になる点、疑問がありましたら

お気軽に獣医師、スタッフにご相談ください。

その毛は抜いていいものか?

こんにちは!

獣医師の足立です。

コロナ感染拡大もピークをすぎて、

気を抜く時期ではありますが

今まで通りマスクや、手洗い等

個人個人で気を付けていきましょう!

 

———————————————————

 

みなさんのわんちゃん

耳毛の処理をしたことありますか?

20200631

 

 

カットが必要な犬種の子であれば、

トリミングサロンで

全身のヘアカットと同時に

耳毛の処理をしたことがある子も多いかと思います。

20053102

 

 

 

ここで、質問です。

耳毛の処理

わんちゃんを飼う上で必須のケアでしょうか?

 

答えは、、、

基本的には耳毛の処理は必要ありません。

 

 

 

まず、耳毛は何のためにあるでしょうか?

耳毛は、耳の中に異物が入らないようにするためのものです。

人間でいうと、鼻毛と同じような役割があります。

20200531

 

 

耳の中にゴミやバイ菌が入らないようにしたり、

アレルゲンが入りにくくすることにより

外耳炎になるのを防いでくれます。

 

 

 

逆に、

耳毛の処理をした方が良い子もいます。

 

外耳炎になり、点耳が必要なのに

耳毛が邪魔で

お薬が耳の中に入りにくい子や、

体質的に油っぽい耳垢

常に耳毛にからまっている子たちです。

20053103

 

 

 

ただ、注意してほしいことがあります。

自分の顔や眉毛の毛を抜いて

顔がヒリヒリしたり

毛穴が赤くなったりした経験が

ある方も多いのではないでしょうか。

053104

 

 

わんちゃんも耳毛を抜きすぎると、

毛穴が荒れてしまい

外耳炎の原因にもなります。

抜きすぎには注意してください

耳毛が多い場合には、抜くよりは

カットした方が良いでしょう。

 

 

 

何か気になる点、疑問がありましたら

お気軽に獣医師、スタッフにご相談ください。

お散歩日和のワナ

こんにちは!

獣医師の足立です。

 

現在、当院はコロナウィルス拡散防止のため

狂犬病予防接種、爪切り、肛門腺絞りなどの

予防的なケアのみの

来院自粛をお願いしております。

ご協力お願いします。

 

 

—————————————————–

最近、この自粛生活の中で

時間帯関係なく

ご家族でワンちゃんと

お外にお散歩に出かける方の姿を

よく目にするように思います。

20043006

 

 

そんななか、

ぜひ気にしてほしいのはノミ・ダニ予防です!

 

ノミは、ノミアレルギーを発症したり、

お腹の寄生虫も媒介します。

 

ダニも同様に、

いろいろな寄生虫、

ウィルスの病気を媒介します。

200430

 

 

 

ダニが媒介する、

ウィルスの中でも

恐ろしい病気が

SFTS

重症熱性血小板減少症

という病気です。

 

 

感染経路としては、

ダニ → ヒト

もありますが、

ダニ → ネコ → ヒト

ダニ → イヌ → ヒト

もあります。

 

20043007

 

 

 

ネコに咬まれることにより、

ヒトに感染したり

イヌとの濃厚接触

ヒトに感染します。

 

 

時々、この病気はニュースで取り上げられたりしています。

それはなぜかというと

この病気の恐ろしい点は

ヒトの致死率の高さです。

 

イヌやネコはウィルスを持っていても

症状を示さない場合もありますが、

もしヒトがかかると、

約5人に1人が死んでしまう

おそろしく死亡率が高い病気です。

20043009

 

 

 

実際に、

野良猫に咬まれての感染例や

診察時の動物の接触による

獣医師の感染例も報告されています。

20043008

 

 

 

最近は、温暖化の影響もあるのか

真冬の2月でも、マダニがついたという話を

飼い主さんから聞きます。

 

当院でも、年に数例

外に行かない動物が

ノミまみれで来院することもあります。

 

 

 

どこで感染するか分かりません。

『自分のペットは大丈夫。病気にかからない。』

と思わず、

『予防しているから、自分のペットは大丈夫!』

と思えるといいですね。

予防することにより

安心して、草むら散歩も行けます!

20043003

 

 

 

何か気になる点、疑問がありましたら

お気軽に獣医師、スタッフにご相談ください。

ワクチンを午前中に打つ理由

こんにちは!

獣医師の足立です。

新型コロナの影響がすごいですね。。

みなさんの生活も、

ガラッと変わっているんではないかと思います。

見えないものに恐怖を感じるのは、

ストレスが溜まってきますね。

 

そんな時こそ、

私は日常での小さな楽しみや幸せを見つけるようにしています。

最近では、通勤途中にある桜が

みるみるうちに満開になる姿を見たり

ふと外に出た時に、

ほんのりあたたかい空気を吸うと

ほっこりした気分になります♪

みなさんもぜひ

日常のワクワクを探してみてください!

 

————————————————————-

 

ワンちゃん、ネコちゃんの

ワクチンを打つときに

『午前中に来てください。』

『午後も診察やっている日に打ってください。』

と言われたことはありませんか?

 

みなさんはそれがなぜか、

知っていますか?

033101

 

 

ズバリ、

ワクチン後アレルギー対策のためです。

 

 

 

まず、ワクチン後アレルギーとは

どんなものかお話します。

ワクチンのアレルギーは

重症から軽症のものまで様々です。

 

 

重症のもの

ふらついたり、たおれたり

呼吸困難になったりします。

これはアナフィラキシーショックというもので

すぐに適切な治療をしないと

命に関わる状態です。

033103

 

 

 

この反応はほとんど

ワクチン接種直後に起こってきます。

遅くても30分以内に症状が出てきます。

ワクチンを打ったあと、

『30分は院内にいといて下さい。』

と言われたことがある方もいると思います。

理由はこのためです。

 

 

軽症から中程度のものでは

体をかゆがったり、顔が腫れたり

吐いたり、下痢したりします。

033102

 

 

この反応はだいたい

ワクチン接種後4~12時間以内に

出ることが多いです。

アナフィラキシーショックの時ほど

早急な治療は必要としないですが

悪化してくる場合もあるので

これも治療をした方が良い症状です。

 

 

 

 

このように

ワクチン後アレルギーの症状はいろいろで、

起こりうる時間もバラバラです。

もうお気づきかもしれませんが

『午前にワクチン接種』というのは

主に、軽症もしくは中程度のアレルギー対策です。

 

もし、夕方ワクチンを打ってしまうと

もしかしたら、真夜中に顔が腫れて

慌てて夜間救急病院に行かなきゃいけない!

という事態になりかねません。

 

 

 

ただ、この話を聞くと

アレルギー症状でるのがこわいから

ワクチン打ちたくないという方もいると思います。

 

データとしては、

重症の症状が出るのは

1万頭中、7.2頭

皮膚症状がでる、軽症のものは

1万頭中、42.6頭で

0.01%よりも、はるかに低い確率 (犬)です。

 

 

ワクチン接種の意味としては、

身近にある感染症の予防が主な目的です。

ワクチンを打つ打たないの

メリットデメリットをそれぞれ考えた時、

打つメリットの方が

はるかに大きいと考えます。

 

 

あとは、この機会に

ワクチン後アレルギーが

どんな症状が出るのかを知っておくのも

大事だと思います。

 

 

ワクチン等に関して

何か気になる点、疑問がありましたら

お気軽に獣医師、スタッフにご相談ください。

ぽっちゃりかわいい系にゃんこの落とし穴

こんにちは!

獣医師の足立です。

ジャンボリーなくなっちゃいましたね。。。

準備をすすめてくれていた方々、

予定を空けていただいていた方々には

大変申し訳ありませんでした。

また、来年一緒に楽しめたらと思います!

 

 

————————————————————

 

突然ですが、

ぽっちゃりした猫ってかわいいですよねぇ♪

022901

 

 

来院される猫ちゃんでも、

ぽっちゃりしてる子はたくさんいます。

そんなぽっちゃり猫たちが動く姿を見て、

スタッフ全員、癒されることは多々あります。

022903

 

 

 

ただ時々、ぽっちゃりを通り越して

肥満の猫ちゃんが来院したとき、

かわいいはかわいいんですが

動物病院で働く身としては

ある思いが過ります。。

 

 

『あかん、糖尿病予備軍や…』

 

022902

 

 

 

 

ということで、

今回は猫ちゃんの糖尿病についてお話します。

 

糖尿病

みなさん聞きなじみがある病気だと思います。

血液に糖が増える

尿に糖が出てくる病気ですね。

022904

ただ、病気の本質はそこではありません。

 

 

私たちも動物も、

体はたくさんの細胞が集まってできています。

細胞が働くことにより、私たちは生きています。

その細胞が働くには栄養が必要です。

その栄養こそがになります。

022905

 

 

糖尿病は血液にいっぱい栄養があるけど、

細胞が糖を上手く取り込めなくなる病気です。

そして、細胞の中に糖を取り込むために必要なものが

インスリンです。

 

 

糖尿病とは、

このインスリンが出ない

もしくは、効きにくい病気です。

022906

 

 

 

猫の糖尿病の原因として多いのは、

2型糖尿病です。

 

2型糖尿病は人間と同様、

主に肥満により、インスリンが効きにくくなるものです。

特に肥満の去勢済みオス猫に多いと言われています。

 

 

 

もし、お家の猫ちゃんが糖尿病になった場合

1日2回のインスリン注射が、半永久的に必要になります。

もちろん猫ちゃん自身は、自分でインスリンを注射できないので

飼い主さんがやることになります。

022907

 

 

そして、治療が安定するまで時間がかかったり

別の病気が出てくると、

インスリンがまた効きにくくなったりします。

そうなると、何回も通院し検査する必要が出てきます。

 

 

糖尿病は、猫ちゃん飼い主さんともに

精神的負担の少なくない病気だと思います。

ですが、ある程度予防できる病気でもあります。

お家の猫ちゃん、体重コントロールしていきましょう。

022908

 

 

 

何か気になる点、疑問がありましたら

お気軽に獣医師、スタッフにご相談ください。