当院の患者様の中で多い動物種は、犬・猫・うさぎです。
これらの動物は、人間社会に属することで食料を探す必要がなくなり、
おいしいごはんに事欠かなくなりました。
そのため、人間と同様の生活習慣病として「肥満」、
つまりメタボリックシンドロームが深刻な問題となっています。
(肥満に関連する疾患として、心臓病、関節炎、糖尿病、膵炎、
皮膚病、呼吸器疾患、熱中症などがあります)
食べ過ぎは万病の元となりますので、
予防医学の観点からも、肥満対策は重要です。
要求のままにおやつをあげることはその子のためになるのでしょうか。
大切なことは、健康な体で長生きしてもらうことだと思います。
肥満について、もっとよく知りたい方は、
こちらのサイトもご参考になさってください。
私事ですが、実は自分もダイエットをしています。
現在、一ヶ月で6kgの減量に成功しました。
犬でいうと、6.6kgから6.0kgに減量したようなものでしょうか。
激しすぎる減量も、ストレスや栄養失調、肝障害(特に肥満猫)など
健康に悪い影響が出ます。
肝心なことは、プログラムを決めて、やる気を維持しつつ、
無理なく自然に理想体重へ近づいていくことです。
当院では、身体測定し、コンピューターで体脂肪を計測、
理想体重に向けたダイエットプログラムを実施しています。
肥満動物の減量でお悩みの際は、是非ご相談ください。