本日は、NTTさんと電話ネットに関しての打ち合わせの後、
設計士さんと工事会社の方との打ち合わせがありました。
その後、水道配管屋さんを交えて物件の下見に行きました。
日程表を見ていると、どうやら1月下旬オープンは難しそうとのこと。
むぅ・・・消費税め・・・。
予定外のことが色々起こっていますが、一刻も早い開業を目指して頑張ります。

僕は、子供の頃、ブラックジャックが好きでした。
医師や、漫画家を志した時期もあるくらいです。
その主人公の天才的な外科手術の腕だけじゃなく、
その故手塚治虫先生の描く感動的な言葉の数々は、
僕の今の医療倫理に大きく影響しています。
僕は、人間の救急病院(医療事務)、大学病院、二次病院と勤めてきたのですが、
大きな病院ばかり経験してきたので、「生と死」は人一倍身近にありました。
その中で、数百万の費用を負担し、必死で我が子である愛犬を助けようとした人
仕事を辞め、腫瘍に侵された患者の介護に徹する道を選んだ人
色々な人がいて、色々な選択肢があり、色々な結末がありました。
その結果が、獣医師としての「負け」も多数あったように思います。
その選択が、正しかったのかどうかなんて言うつもりはありません。
そもそも、正解なんてないのかもしれません。
だからこそ、医者と患者の間には信頼感が必要であり、
理解し、納得するまで話し合うということが重要なのだと思います。
獣医師をしていると、診察を通して、
ペットと飼い主の背景にある家族のつながりを垣間見てしまう瞬間があります。
「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいと思わんかね」
(「ブラックジャック」本間 丈太郎)
これは真理ですが、それでも、そんな時、僕はできるだけのことをしたかった。
当院は、第二京阪の「津田南町1」という交差点に位置しています。
(車で側道を走っていると、「津田サイエンスヒルズ」という看板がある場所です)
第二京阪は、「北河内サイクルライン」というサイクリングロードが側にあり、
自転車やランニング、犬の散歩をしている人を多数みかけます。
そして、当院の北側(京都側)に歩いてすぐのところに、
「スパバレイ枚方南」というスーパー銭湯があります。
400円くらいでお風呂に入れるので、いつも人でいっぱい。
仕事終わりや、重症患者が入院した際の泊まり込みのときに
利用しようと企んでいます。
津田南町は、現在も戸建がたくさんできあがってきており、
都市計画からも、ますます発展してくるものと考えられます。
当院は、この地域にどうやって貢献できるでしょうか。
その答えの一つとして、動物の病気を治す場所であるだけでなく、
新しくこの地域に移ってきた方々が、気軽に立ち寄れる雰囲気を出し、
ここで、動物好き仲間ができる。
そんな公園のような場所であって欲しいと願っています。
当院では、人材教育に特に力を入れるつもりです。
理念(イデア)の名のもと、病院の方向性をしっかり定め、前を進んでいく。
そのために、スタッフ全員に明確なビジョンを持ってもらいたいと思っています。
スタッフそれぞれが、違う方向を向いている、理念なき企業ほど、
不安定なものはありません。
舵取りに関しても、なにも院長一人だけである必要はありませんし、
みんなで話し合って決めればよいと考えています。
そのために、ミーティングを兼ねた食事会を定期的に計画しようと思っています。
近年の動物病院は、総合病院スタイルの診療を行う病院が増えてきました。
それに、今はインターネットでなんでも買える便利な時代です。
また、ペットショップ併設などの企業病院も数多く参入し、
ますますこの業界は特色を出すのが難しい時代になっています。
これからは、一見同じに見える、ハードウェア(機械)の差ではなく、
ソフトウェア、すなわち、理念、獣医師とスタッフの能力、
そこから導かれる病院のあり方、将来的なビジョンを持てるかどうかが
大きな差となりうる、と考えています。
当院では、現在、スタッフを募集しています。
まずはお電話またはメールでご連絡ください。
今日は、いつものコースを散歩中、
体重30kgのラブラドールのりきまるが、
小型犬のポメラニアンに吠えられ、逃げていました。
ヒトに例えると、ボブ・サップが子供に怯えるようなものでしょうか。
1865年、メンデルの法則の発見によって、
遺伝子による行動傾向について解析が進みはじめました。
一般的に、多くのレトリバー種は飼い主のみならず
見知らぬヒトに対しても友好的な性格をしていますが、
多くの柴犬は飼い主に対しては忠実である反面、
他人には攻撃的であります。
(あくまで一般論です)
これは、性格に関連する遺伝子が存在することを示唆しています。
しかし、全てが遺伝子で説明がつくほど生物は単純ではありません。
生後3~12週の「社会化期」は性格形成にとって非常に重要であり、
パピークラスの目的は、そこにあります。
また、脳の発達した高等生物は、「学習」することができます。
しつけ教室に通う目的は、そこにあります。
イヌもヒトも同じく、氏(犬種)か育ち(環境)かという議論に、
決着はつくはずもありません。
性格形成にとって、両者はなくてはならないものなのです。
名前負けはしていますが、りきまるはりきまるなんだなぁ。