病院ブログ

理念

子供が生まれたら犬を飼いなさい。

子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。

子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。

子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。

そして子供が青年になった時、

自らの死をもって青年に命の尊さを教えるでしょう。

(英国の諺)

僕が獣医師を目指した動機は、昔飼っていた一頭のコリー犬からきています。

その犬とは、兄弟のように育ちました。

その犬は、上記のように自分に様々なことを教えてくれました。

その犬は、14歳にて天寿を全うし、僕の人生の一部となっています。

他の飼い主様方のご家庭でも、同じことがいえるのではないでしょうか。

当院の経営理念は、「人と動物との共生を考える」。

家族であるペットの経過をひとつのカルテに記載しながら、

その子の一生をトータルサポートできればと思っています。

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↑名刺が出来上がりました。

メディカルデザインという会社が、当院のデザインを引き受けてくださっています。

時間外診療について

当院では、「基本的に」時間外診療はいたしません

獣医師が自分一人のため、体力・精神的に無理があると判断しました。

体調管理も大事な仕事です。

診療時間外の診察希望の患者様に関しましては、お近くの夜間救急をご紹介する

というかたちで代替とさせていただきたく思います。

また、比較的軽症な入院患者様につきましては、

入院室などにWebカメラを備え付ける予定ですので、

病院内はどこにいても常にチェックすることが可能です

ちなみに、僕の自宅から、イデア動物病院までは、車で約5分です。

万が一、病院内で何かあったときに、すぐ駆けつけれる距離と

時間を考えて場所を選んでいます。

(当院通院中の患者様で、重症例に関しましては、外来・入院に限らず、

上記の通りではありません。)

24時間365日働くというのが理想ですが・・・。

昔は、72時間連続とか平気で働いていたものです。

夜間週6とかもありました。

今は無理ですね・・・きっと途中で倒れます。

 

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画像は、母校の交野第二中学校です。

話は変わりますが、交野の倉治は、友達が多くいたので、

昔はよく交野山付近、源氏の滝周辺で遊んでいたんです。

ついこの前、懐かしくなって、ボーイスカウトの基地がある交野カントリークラブの坂道を

犬と駆け上がっていったところ、途中で、足の裏を痛めてしまいました。

りきまるは、もともと股関節が若干弱いので、ふたりしてよろよろ山を降りていきました。

ラグビーやアメリカンフットボールをやっていた頃と比較して、

体がすさまじく劣化していると実感した出来事でした。

工事契約

本日は、NTTさんと電話ネットに関しての打ち合わせの後、

設計士さんと工事会社の方との打ち合わせがありました。

その後、水道配管屋さんを交えて物件の下見に行きました。

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日程表を見ていると、どうやら1月下旬オープンは難しそうとのこと。

むぅ・・・消費税め・・・。

予定外のことが色々起こっていますが、一刻も早い開業を目指して頑張ります。

ブラックジャック

僕は、子供の頃、ブラックジャックが好きでした。

医師や、漫画家を志した時期もあるくらいです。

その主人公の天才的な外科手術の腕だけじゃなく、

その故手塚治虫先生の描く感動的な言葉の数々は、

僕の今の医療倫理に大きく影響しています。

 

僕は、人間の救急病院(医療事務)、大学病院、二次病院と勤めてきたのですが、

大きな病院ばかり経験してきたので、「生と死」は人一倍身近にありました。

その中で、数百万の費用を負担し、必死で我が子である愛犬を助けようとした人

仕事を辞め、腫瘍に侵された患者の介護に徹する道を選んだ人

色々な人がいて、色々な選択肢があり、色々な結末がありました。

その結果が、獣医師としての「負け」も多数あったように思います。

その選択が、正しかったのかどうかなんて言うつもりはありません。

そもそも、正解なんてないのかもしれません。

だからこそ、医者と患者の間には信頼感が必要であり、

理解し、納得するまで話し合うということが重要なのだと思います。

 

獣医師をしていると、診察を通して、

ペットと飼い主の背景にある家族のつながりを垣間見てしまう瞬間があります。

「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいと思わんかね」

(「ブラックジャック」本間 丈太郎)

これは真理ですが、それでも、そんな時、僕はできるだけのことをしたかった。

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津田南町

当院は、第二京阪の「津田南町1」という交差点に位置しています。

(車で側道を走っていると、「津田サイエンスヒルズ」という看板がある場所です)

第二京阪は、「北河内サイクルライン」というサイクリングロードが側にあり、

自転車やランニング、犬の散歩をしている人を多数みかけます。

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そして、当院の北側(京都側)に歩いてすぐのところに、

スパバレイ枚方南」というスーパー銭湯があります。

400円くらいでお風呂に入れるので、いつも人でいっぱい。

仕事終わりや、重症患者が入院した際の泊まり込みのときに

利用しようと企んでいます。

 

津田南町は、現在も戸建がたくさんできあがってきており、

都市計画からも、ますます発展してくるものと考えられます。

当院は、この地域にどうやって貢献できるでしょうか。

その答えの一つとして、動物の病気を治す場所であるだけでなく、

新しくこの地域に移ってきた方々が、気軽に立ち寄れる雰囲気を出し、

ここで、動物好き仲間ができる。

そんな公園のような場所であって欲しいと願っています。