病院ブログ

【院長】近況報告と、よくある問い合わせの返答

今週は手術が計5件あり、今オフは腰の回復に努めておりました。

前回の重症患者のねこちゃんは、無事退院しました。

しかし、重症例に関しては、退院がゴールではありません。

これからの状態維持が肝心です。

また、入院患者にドッグランを初めて利用しました。

エリザベスカラーを地面にカチカチ当てながら、

嬉しそうに匂いを嗅ぎ、運動をしていました。

病院利用者のストレス発散やしつけ教室などで効果を期待しています。

4月にはペットホテルの予約が複数はいっていますので、

ドッグランが活躍しそうです。

 

当院では、去勢・避妊手術に関しては、本ホームページに料金を載せています。

お問い合わせが多かったためです。

 

当院で既に手術を受けられたオーナー様にはご説明をさせていただいておりますが、

当院では、全身麻酔をかける患者様の全てに

胸部レントゲン検査血液検査を実施するよう心掛けております。

胸部レントゲン検査では心肺に異常がないか。

血液検査については、

貧血、免疫細胞、血を固まらせる成分の異常がないか

また、肝臓・腎臓・血糖値・タンパク質を主に検査しています。

これらは、全身麻酔のリスクを最小限にするためです。

ご了承いただければと思います。

 

小型犬の去勢手術20000円の場合、

費用の内訳は、

血液検査の項目が全部で4500円

胸部レントゲン検査が2方向で4000円

導入麻酔料が2000円(中型犬3000円、大型犬4000円~)

吸入麻酔料が3000円/1hあたり(中型犬5000円、大型犬7000円~)

この計算だと、手術料は6500円になりますね。

検査料と麻酔料は、ほぼサービスと思っていただいて結構です。

 

検査なしでの手術は原則としてお断りさせていただいております。

去勢手術と歯石除去を合わせて行った場合は、

検査が重複するので、5000円引かせていただいております。

(避妊手術と歯石除去は合わせて行うことはできません)

また、特定の疾患の治療を目的とした去勢・避妊手術、歯石除去に関しては、

検査・麻酔料はサービスできかねます。

(例:前立腺疾患の治療のための去勢手術

子宮蓄膿症の治療としての避妊手術

第四前臼歯症候群の治療としての歯石除去ならびに抜歯)

 

手術全般は、緊急性のある特定の疾患を除き、

事前に予約をしていただく必要があります。

 

色々書きましたが、まずはお電話にてご相談いただければと思います。

【院長】泊まりです。

初めての重症患者のねこちゃんの入院OLYMPUS DIGITAL CAMERA

集中管理により、現在は改善傾向です。

食欲も、怒る元気もでてきました。

明日の検査で、さらなる改善がみられるようなら

退院が見えてきます。

 

僕は、以前の勤務先で、夜間を担当していた時期がありました。

夜間診療には、色々な症例が来院されます。

今回は、そんな中、印象に残った出来事の話を。

 

ある日の深夜2時頃、シンと寝静まった病院内に

ドンドンと扉を叩く音が鳴り響きました。

 

出てみると、ご家族総出で来たと思われる3名の方が

息を切らせて病院のドアの前に立っていました。

習慣的に患者を探すと、手にはダンボール箱が。

中には、一頭の小柄なパピヨンがいました。

 

陣痛が始まって数時間たっているのに産まれない。

かかりつけは、連絡がつかない。

レントゲンで、4頭いるのは確認済みとのこと。

 

母犬の背後を確認すると、足だけ出ており、胴体が出ていない

いわゆる逆子による難産の状況でした。

 

首が圧迫されたこの状況が数時間続いていたとすると、命が危ない。

頭蓋骨が、骨盤腔より大きいのかもしれない。

帝王切開も視野に入れ、

すぐに診察台の上に乗せ、手に潤滑剤を塗り、助産を試みました。

 

幸いなことに、このときは用手法での救出に成功し、

「最初の一頭」以外は、すぐに正常に呼吸をしてくれました。

しかし、「最初の一頭」の呼吸が非常に弱い。

サイズも、「最初の一頭」だけが非常に大きく、そのために

産道を閉塞し、難産になってしまったものと考えられました。

 

ご家族の方には、「最初の一頭」は助からない可能性が非常に高く、

助かったとしても、低酸素状態が続いたことで、

後遺症が残る可能性があることを伝えました。

 

それから、一ヶ月ほどたちました。

そんなことがあったことも忘れるくらい、忙しい日々でした。

ある時、一通の手紙と、写真。あと、が、勤務先に届けられました。

 

手紙の内容は、あの「最初の一頭」のことでした。

なんと、一命をとりとめたばかりか

今では、兄弟の中で一番成長し、後遺症も残らずに

元気にしているとのことでした。

写真には、その無邪気な笑顔がうつっていました。

 

「最初の一頭」の生きようとする力に驚愕を覚えたこと。

生命の力強さ。

また、医師は、生き物の持ってうまれた運命を変える

とんでもない職業かも知れないと。

この出来事は、自分の生まれてきた意味を再確認する、

大きな出来事となりました。

 

夜間診療には、色々な症例が来院されます。

また、気が向いたらお話しします。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

これは、そのときにいただいたです。

なぜ、この本をプレゼントされたのかは、わかりません。

僕のような浅学非才の者には、

これでもっと勉強しろ、努力が足らない

との意味が込められていたのかも知れません。

これからも、目の前の動物を助けられるように日々精進します。

(ちなみに、この本は第一診察室においてあります)

Webサイトが公開されました!

本日正午ごろから、当院のWebサイトが公開されました!

 

約半年の構想期間を経ての公開です。

 

理念、ロゴマークの決定から、全体のバランスや色合いが決まり、

デザインが決まり、各種の印刷物やノベルティなどができあがりました。

 

そして、ついに、集大成、Webサイトの公開です!

 

とても、とても、とても、嬉しいですね!

(消費税や、ヘルニアなど、色々障害があっただけに!)

 

また、ご感想のほう、聞かせてください!

 

明日は、大きな動物病院の御一行様が当院に見学に来られます。

なので、はやめに寝ます!

オープンしました!

遅くなりましたが、3/10オープンいたしました!

 

ティザーサイトもオープン後仕様となっております。

 

もうすぐ、現在作成中のコンテンツの充実した本サイトが完成します。

そこには、お問い合わせいただくことが多い、

診察・トリミング・ホテルの料金表も載せてありますので、ご参考になさってください!

 

 

今月のみ、トリミングサロンは水曜休みのためご注意ください。

 

2014-03-09 20.40.27

当院の社員証です。

(べつにロイヤルカナンの回し者ではございません)

今は、テプラで即席の名札と化しております。

先日、本サイトに載せる写真を撮影しましたので、

その写真をもとに本格的なものを作る予定です。

(本格的といっても、しょせん手作りですが)

スタッフ研修最終日

題名のとおり、明日が当院のスタッフ研修の最終日です。

受付、検査、処置、調剤、滅菌、手術、入院、トリミングの各項目が終了となります。

あ、マイクロバブルやってない・・・。2014-03-06 12.54.15 2014-03-06 12.53.54

↑ 当院のマイクロバブルバスです。細かい泡で水が乳白色となっています。

皮膚荒れがひどく、シャンプーが使えないワンちゃんに20分ほど温浴してもらいます。

 

3/10、ほんとうに色々ありましたが、ようやくオープンです。

最初は1月オープン予定でした。

消費税の絡みや、自己管理不足などで延期に延期を重ね、

皆様にはまことにご迷惑をおかけしました。

スタッフ一同、皆様のご期待に添えるべく研修を頑張っております。

よろしくお願いします。