病院ブログ

☆おうちでできる健康チェック☆ ①口腔内

おうちでできる健康チェック☆彡

こんにちは!獣医師の鵜飼です。

ご自宅で気づきやすいわんちゃんたちの異常について、時々ブログでご紹介しようと思います。

そんなの知ってるよーって方から、へぇーって方まで。

参考になればうれしいです♡

 

第1回 口腔内のチェック

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お散歩中のパンティング(ハァハァと口をあけてする呼吸)や

家でまったりしてるときの、可愛すぎる大あくび。。。

健康チェックのチャンスです!!

すかさずお口の中を覗いてみましょう!

 

お口の中を見て気づく病気って実は色々あります。

歯と歯ぐきの病気

犬は人と違って虫歯(齲歯)は少ないのですが、歯石が非常につきやすいです。

茶色い塊がついていないか、歯の付け根が赤くないか、臭いにおいはしないか

歯周病は早めに対処しておかないと、鼻血や膿瘍、あごの骨折にまで発展することがあります。

歯周病は各種犬種でひろくお見掛けしますのでよく見ておきましょう。

 

しこりができる病気

歯の付け根、はぐきにできものはないでしょうか? 口腔内腫瘍のチェックです。

特に大型犬やミニチュアダックス、シュナウザー、シーズー、トイプードルなど、大切なチェック項目になります。

下あごの先にできたしこりは見つけやすいのですが、

奥歯まわり、中のほうにできたしこりは大きくなって咬んで出血して初めて気づくことも多いです。

ミニチュアダックスでは、黒いしこりができることも多いので、見づらいけど怪しいなと思った段階で病院にかかりましょう。

 

舌の色でわかる病気

チアノーゼ、という単語を聞いたことはございますでしょうか

体に酸素が足りなくて、舌の色が青紫になる状態を指します。

特に舌の色を見ておかないといけない子は、短頭種や、気管の病気や心臓病の子達です。

特にいびきの多いパグやフレンチブルの子には要注意!

短頭種気道症候群といって、のどのトラブルで低酸素になり得ます。

体が低酸素に慣れて元気そうに見えても、色がおかしいかなと思ったら

携帯で動画を撮って動物病院へ行きましょう。

 

どうでしょうか。

ただのパンティングでも少し見え方が変わってきませんか?

ぜひぜひ日ごろから何気なく、お口の中もチェックしてあげてください♪

 

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小さな家族のいいとこ探し☆

こんにちは、動物看護師の松本です。

梅雨が明け、いよいよ夏本番!な8月ですね!

人間も動物も植物も

暑さとコロナに負けないよう体調管理や水分補給など

対策をしっかりして乗り切りましょう!

 

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今回は私がペットライフを過ごしてきた中で発見したことを

皆さんにお話ししたいと思います。

 

 

私は動物看護師でありながら、いち飼い主でもあります。

犬種:ペキニーズ 名前:ディオ ♂ (13)

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飼い始めた当初は犬の飼い方なんて何もわからず、毎日必死でした。

 

 

噛んじゃいけない、しつけをしないといけない、吠えちゃいけない、、、

 

頭に思い描く「いい子」にしなきゃ!と人間の気持ちを押し付けていました

思い返せば毎日「いけない!」「だめ!!」ばかり言っていた気がします。

 

 

そして、子犬だった彼なりに人間の押し付けを感じ取っていたのでしょう

本に書いてある通りにしつけをしても一向にうまくいきませんでした。

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(呼んでも見向きもしない背中。。。)

 

 

そんな時ある人から『動物も人間と一緒で、犬種が違って個性があるけど

ちゃんと調べたの?』と言われ、ここで初めて犬種について調べました。

 

 

結果として、私の小さな家族は猫のように自由気ままな性格のため

これを覚えなさい!と押し付けるやり方は全くもって逆効果であることが判明

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≪なんてこったーーーーーー!!!oh my Got!!!≫

 

 

その後家族会議を開催し、本には書いてない持ち上げ作戦に変更。

1日の中でどんな些細な事でも、いいところを見つけひたすら褒めるという

技術も知識も必要ない、至ってシンプルなものです。

 

 

人の声がしても吠えなかった又は吠えるのをやめた→いい子だね

頭を撫でたときに少し耳を触らせてくれた→いい子だね

背中を撫でた延長で尻尾を触らせてくれた→いい子だね

名前を呼んだら振り向いた又は反応してくれた→いい子だね

イタズラをせずお部屋でまったり過ごしている→いい子だね

お散歩中、ワンちゃんや人と触れ合うことができた→いい子だね

 

 

と、こんな調子で持ち上げ作戦を続けて早13年目。

今では身体中、どこでも触らせてくれる子になりました。

(相変わらず気ままな性格のため、おいでは出来ませんが・・・)

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普段からどこでも触らせてくれるとトリミングや病気・怪我をしてしまった時の

治療に対してストレスを感じくくなったり、余計な体力の消耗をしなくて済み

結果として、小さな家族の笑顔が増えることに繋がることもあります。

 

 

毎日一緒に過ごしているからこそ、つい嫌なところに目が行ってしまったり

ほかのワンちゃん猫ちゃんと比べて、うちの子はどうしてできないのか、と

思い悩んでしまうこともあると思います。

 

 

ですが、1番リラックス出来るお家だからこそ、小さな家族のいいところ

数えきれないくらい、いっぱい隠れているはずです!

 

 

この猛暑とコロナで家で過ごすことが多い今だからこそ

小さな家族のいいとこ探しをしてみませんか?

小さな発見が次のステップアップに繋がることもあります!

 

 

当院にはしつけ教室がございますので、スタッフにお話しください。

お悩みやため込んでいたものをお話ししていただくだけでも大丈夫です。

飼い主様の笑顔が増えれば小さな家族の笑顔も増えると思います。

 

 

 

飼い主様も小さな家族も。

ともに笑顔でペットライフを過ごせますように

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診療開始のご挨拶

イデア動物病院のブログをご覧の皆様へ

 

枚方・交野・大阪〜奈良京都の皆様、毎日暑いですがいかがお過ごしでしょうか。

あらためまして、はじめまして‼

先月イデアさんの仲間入りをし、8月から外来を開始しました、獣医師の鵜飼(うかい)です。

 

初回のブログはご挨拶として、今後、こちらのHPでは病気についての記事やご自宅でできる健康チェック方法をUPしていこうかと考えています。

どうぞよろしくお願いします☺️

 

もともと小学生まで守口で育ちましたので、枚方は懐かしいです。

その頃、夢は水族館の飼育係!なんて言ってましたが、

大学病院で素敵な先生方との出会いもあり、臨床医まっしぐら、犬猫に触れるようになって早10年以上経ってしまいました

 

動物たちって言葉をはなさないので、飼い主様から教えていただく日ごろの様子や、症状についてのお話、とても大切だと思ってます。

犬種や年齢、性別によっても病気は変わってきます。

1つの病気が、ほかの病気とつながっていることもあります。

近年は動物たちの世界も高齢化社会ですし、動物医療もどんどん変わってきて、進歩しています。

飼い主様と愛犬愛猫たちの日々のため、研鑽し、自分の持っているものが皆様のお役に立てばすごく嬉しいです。

 

予防や健康診断、ちょっとした相談や、本気の体調不良も。

また、特に腫瘍については診断治療はもちろん、セカンドオピニオンや緩和ケアのご相談まで。

幅広くご相談ください。どうぞよろしくお願いします。

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トリミング室からのお知らせです☆

こんにちは!

 

お久しぶりです、

トリマーのもとおちです(`・ω・´)

 

8月に入り、無事に梅雨も明け

さあどこに遊びに行こうか!と思ったら、

またコロナの波がやってきてますね(+o+)

 

せっかくの夏が。。。

 

しかし、気を抜かず、

しっかり予防していきましょう!!

 

さて、トリミング室からのお知らせは、

お盆のお休みについてです(●´ω`●)

トリミングも、病院のお休みと同じく

8月13日~15日の3日間お盆のお休みを

いただきます。

16日は日曜日なので、4連休になるわけですが

ご迷惑をおかけいたしますが

よろしくお願いいたします。

 

8月もだいぶご予約が埋まってきております。

ご希望のお日にちなどある方は、

お早めにご予約お願いいたします(∩´∀`)∩

 

いつもたくさんのご予約

ありがとうございます☆

 

以上、トリミング室からのお知らせでした♪

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爆睡中かと思いきや、

ばっちりカメラ目線のわびちゃん。

 

猫にシャンプーは必要…?

長い梅雨が明け、セミの鳴き声が聞こえ出すと

いよいよ夏を感じますね…。

こんにちは、動物看護師の中山です。

 

「猫を飼ってから一度もシャンプーをしたことがないんです…」というお声をよく聞きます。

猫ちゃんのスキンケアについて疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

今日は猫ちゃんのシャンプーについてお話ししたいと思います。

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そもそも、猫は綺麗好きな生き物。

定期的に自分で毛づくろいをするため、完全室内飼いの場合、

短毛種はブラッシングだけで、十分清潔さを保てると言われています。

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長毛種は、毛が絡まりやすく、汚れがたまりやすいので

毎日のブラッシングと、可能であれば年に数回、シャンプーをすると良いでしょう。

また、高齢の猫ちゃんは自身のお手入れだけでは不十分なことがあるため、

負担にならない程度にお手入れをしてあげても良いと思います。

ドライシャンプーなど、洗い流す必要のないシャンプーや、お手入れシートなどもオススメです。

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短毛種も、シャンプーが必須ではないとはいえ、汚れてしまうこともあるかもしれません。

ここからは、猫ちゃんのシャンプーのコツを簡単にお伝えしたいと思います。

 

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今回使用するシャンプーは、、、「ハーブ&ピュア キャットシャンプー」

猫ちゃんが好み、ストレスを抑える効果がある、18種類の天然ハーブエキスを贅沢に配合し、

猫ちゃんの皮膚や被毛はもちろん、人の手にも優しいシャンプーです。

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人と猫では皮膚のpHが違うため、人用シャンプーを使うと皮膚炎になることも。

また犬用シャンプーには、猫にはNGな成分が入っているものもあるため、使用する際はメーカーさんに確認すると確実です。

 

〈準備するもの〉

スリッカーブラシ、小さなバスタブ(※桶など)、シャンプー、リンス、タオル、(※セームタオルもあれば便利)ドライヤー

手桶、スポンジ

 

①ブラッシング

体を濡らす前にしっかりとブラッシングをして、毛玉や抜け毛を取り除きます。

(※毛玉が残ったまま、体を濡らすと固まり、ほぐれなくなるので注意!)

可能であれば、ケガ防止のために、人・猫共に爪を切っておきましょう。

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※スリッカーブラシ

 

②体を濡らす

猫の体にいきなりお湯をかける前に、手で温度をチェックしましょう。

温度は人肌程度で、最初は少なめの水量からはじめます。

顔周りは嫌がる猫ちゃんが多いので、後ろのほうから濡らすのがオススメ。

シャワーヘッドをできるだけ体に近づけると、水しぶきがたちにくいです。

バスタブにお湯をためて、手でやさしくかけてあげても良いでしょう。

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③シャンプーを使う

シャンプーは原液のままで使うより、少し薄めて使うのがオススメです。

手桶などにお湯を少し入れ、その中にシャンプーをいれてスポンジなどを使って泡立てます。

しっかりとした泡ができたら、泡を体につけて洗います。

上から下に向かって洗うのがポイント。

顎や校門回り、しっぽの付け根など汚れやすいところは念入りに。

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④すすぐ

目や耳に水が入らないよう注意してすすぎます。

顔には直接水をかけず、お湯を含ませたスポンジなどを使って洗うと猫が嫌がりにくいです。

しっかりとシャンプーをすすいだら、リンスを体全体になじませてからすすぎます。

すすぎ残しは皮膚炎や、乾きにくさの原因になったり、シャンプー後の毛づくろいでシャンプーをなめてしまうことにもつながる為、

とにかく、しっかりとすすぎましょう。

シャンプー同様、リンスも薄めて使うとすすぎ残しが少なくなります。

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⑤タオルドライをする

毛を軽く手で絞ったら、まずセームタオルでも揉み込むようにして水分を取ります。

ある程度、水分がとれたら、吸水性の良いタオルで乾かします。

ドライヤーが苦手な猫ちゃんが多いので、少しでも時間短縮ができるとベストです。

※濡れた体は急激な体温低下を招きます。部屋を少し温めておくとよいでしょう。

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※セームタオル

 

 

 

⑥ドライヤーで乾かす

体を濡らすとき同様、手でドライヤーの温度を確認します。

まずは温風に!熱すぎないように気を付けましょう。

いきなり強風だと驚く子もいるので、弱めの風量から始めます。

乾かすときは、後ろ(お尻のほう)から、ブラシでとかしながら乾かします。

顔に直接風を当てると嫌がる猫ちゃんは、ティッシュなどで顔周りの水分を取ると

意外とはやく乾いてくれます。

根元までしっかりと乾いたら完成!!

最後に冷風を少しあてると、湿気が飛び、毛がツヤツヤになりますよ。

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お風呂が好きな猫ちゃんはともかく、

怖がりだったり、水が苦手な猫ちゃんにとっては、シャンプーは大なり小なりストレスを与えてしまいます。

猫ちゃんの体調がベストな時に行いましょう。

ドライヤーの音やシャワーにびっくりしてパニックになることもあるため、

脱走対策も必要です。

シャンプー後、体調に変化がないかしっかりと様子をみてあげることも大切です。

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お家ではなかなか難しいけど、洗ってあげたい!!という場合は

プロにお願いするのも1つです。

 

最近では猫専門のトリミングもあるようなので、1度調べてみるのも良いと思います。

 

当院でも、猫ちゃんの性格によってはトリミングが可能なこともございます。

お気軽にご相談ください。

 

※当院のトリミングは、患者様専用のサービスとなっておりますので、当院の利用が初めての方は、事前に診察が必要となります。

※猫ちゃんの性格によっては、お断りすることや、鎮静処置(麻酔薬を使って眠らせること)が必要な場合もございます。

あらかじめご了承ください。

※トリミングは完全予約制です。

 

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 ※当院のトリミングセット。お写真を撮れる子ならこんな感じに♪