最近は一瞬外に出るだけで汗だくになるぐらい暑くなりましたね。
そんな中、我が家の空太は5歳の誕生日を迎えました(^^♪
ふきちゃんとも柵越しですが匂いあったり仲良くできるように・・・☆(笑)
こんにちは。動物看護師の猪原です。
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皆さんは愛犬の暑さ対策、何かされていますか?
ワンちゃんは肉球でしか汗をかくことができず自分での体温調節が人と比べて難しい動物のため、熱中症になりやすく注意が必要です。
また、ワンちゃんの熱中症は人の熱中症の重症と同じレベルで集中治療が必要と言われているのでとても怖いですよね。
熱中症まではいかなくても、体高の低いワンちゃんは地面からの照り返しをうけ、呼吸が荒くなり、サウナ状態になることも・・
今回はそんな熱中症と暑さ対策についてお話したいと思います。
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そもそも熱中症とは、体温調節機能が働かなくなり高体温や脱水になることで生じる全身の疾患です。
症状は激しい呼吸や体温の上昇、重症になると舌の色が紫色になり酸素が足りていない状態のチアノーゼや虚脱、痙攣、下痢、嘔吐、口や鼻からの出血など様々です。
要因も様々あり、気象条件や運動などの状況、犬種(短頭腫)、体型(肥満)、年齢(若齢、高齢)などがあげられます。
もし愛犬にこのような症状が見られた場合、病院に行くまでにできることは
〇首や脇、股(鼠径部)にタオルに包んだ保冷剤をあてる
〇水で濡らしたタオルで体全体を覆う(長時間は蒸しタオルになる為、こまめに交換)
〇扇風機で風を送る
〇車内の温度は低めに設定する
※長時間の冷やしすぎによる体温低下には要注意!
などがあります。
また暑さ対策には
〇エアコンをつける
〇夏の昼間に散歩は行かない
〇保冷剤入りのバンダナを巻いたり散歩中に水分補給をする
〇冷感マットを使用する
〇サマーカットをする
などが効果的です。
また先日当院のlineにて配信がありましたが、
アスファルトを触って5秒以上耐えれなければ散歩は控えたほうがベスト!!
朝一や夜でも30℃近くあったり、
真夏のアスファルトは50℃~60℃ぐらいまで熱くなるので肉球が火傷してしまいます(^-^;
火傷してしまうとそこからばい菌が入り二次感染を引き起こすことも・・・
なので散歩に行く前にはアスファルトの温度をチェックしてみてください(^^)/
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最後になりますが
日本の夏は高温多湿でワンちゃんにとって苦手な季節です。
室内でも屋外でも熱中症になる可能性があり、命の危険がある病気ですが対策をすれば防ぐことが出来ます(^^)
ワンちゃんが言葉を話せない分、飼い主である私たちが正しい知識をつけ正しい判断ができたらいいなと思います。
まだまだ暑い日は続きますが、しっかりと暑さ対策をして、沢山の夏の思い出ができるといいですね(^^♪