今年も残すところあと1ヵ月ほどになりました。
11月の後半にしては、暖かい日が続き過ごしやすいと思いきや、
冬の寒さはやってきましたね、、、
体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さいね。
こんにちは
看護師の長町です。
今回は、12月を目の前にして、
最後までしっかりフィラリア症予防をして頂くためのお話をしたいと思います。
☆フィラリアとはどんな虫・・・
フィラリアは、別名「犬糸状虫」という蚊が媒介する寄生虫です。
感染すると、心臓病や循環障害など、大変な症状を起こします。
☆どうやって感染するのでしょうか・・・
フィラリアに感染した犬の血を蚊が吸い、
その時、蚊の体内にはフィラリアの子虫が
入っています。
子虫は、蚊の体内で幼虫に成長し、
この蚊が犬を刺すと、犬の体内に侵入します。
そして、
犬の体内に侵入した幼虫が成長しながら
約3~4ヵ月かけて、心臓や肺動脈に到達し、
そして約3ヵ月程度で成虫になります。
☆予防期間はいつまで・・・
11月に入ってから、来院される患者さまから
フィラリアはいつまで予防すればよいか、と聞かれることがあります。
当院では5月~12月の期間、予防されることを推奨しています。
12月まで、、、
なぜ、寒くなって蚊がいなくなっても予防しなくては
いけないのでしょうか?
答えは、
フィラリアの予防薬は成虫になるまでの幼虫を駆除するからです。
☆どうやって感染・・・のところで
お話しましたが、犬の体内に侵入した幼虫が心臓や肺動脈に到達してしまう前に
駆虫しなければなりません。
その時期は、感染してから1~2ヶ月後となります。
なので、
11月ごろに発生している最後の蚊に対応できるよう
最後までしっかり予防をしてあげましょう。