病院ブログ

わんちゃんのワクチンについて

皆さんこんにちは!動物看護師の松本です!

10月後半、突然の寒さに体調を崩しやすい時期ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?(^^)

20250928_170634_1

Screenshot_20251019_175044_Gallery

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はリフレッシュもかねて、動物園に行ってきました!

動物園や水族館めぐりが趣味なのですが、久しぶり行った天王寺動物園でファンサービスが天才すぎる

チンパンジーとかっこいい夜のライオンに出会えてとても楽しかったです!

——————————————————————————————————————————————–

早速ですが、今回はわんちゃんのワクチンの必要性や注意事項についてお話していこうと思います!

 

1、ワクチンってそもそもどんなもの?

「ワクチン」とは、、、『感染症予防のために使用される薬液』のことを指します!

 

ワクチンの中には毒性を弱めたり、なくしたりした病原体が含まれていて、これらを接種することにより

感染症に対する免疫(生体の防御システムのこと)が体の中で完成します!

1761766957079SNOW_20251030_044911_161

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

免疫を獲得していると、実際に菌やウイルスが体に侵入してきたとき感染や重症化を防ぐことができるんです!

 

 

2、ワクチンの種類

 

狂犬病ワクチン

狂犬病とは病気に感染し発症すると、100%命を落とすとても怖い感染症で人にも感染してしまいます。

日本で長年発症例はありませんが、世界では毎年たくさんの死亡例が報告されています。

そのため日本にもいつ狂犬病が入ってきてもおかしくない状況です。

1761768500850

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本で発症例がないならワクチンを打つ必要がないのではないか?と思う方もいるかもしれませんが

万が一狂犬病が日本に入ってきた際、おうちの子を怖い病気から守るため、そして感染を拡大させないために

狂犬病ワクチンの接種は法律で義務付けられています。

 

 

☆混合ワクチン

混合ワクチンは、複数の身近な命にかかわる感染症や伝染力の強い感染症を予防するためのワクチンです。

 

SNOW_20251030_051527_084

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

混合ワクチンは〇種ワクチンと表記されますが、これは予防できる感染症の数を表していて、

当院で取り扱っているのは『5種・6種・8種・10種』の4種類となります。

どの種類にするか、わんちゃんの年齢やライフスタイルに合わせてご相談させていただいております!

 

 

3、ワクチンの必要性

普段お外にあまり出ないわんちゃんであっても『もしも』に備えるためにワクチン接種を推奨をしております!

 

当院のペットホテルやトリミングのお預かりも含め、多くのお預かり施設ではワクチン接種が必須となる場合がとても多いです。

ワクチンを接種していないとご家族の体調不良などで急にお預かりが必要となってしまったとき、

預かってもらえる場所がない状況に陥ってしまう可能性があります。

 

また、災害が多い日本では地震や洪水で避難所に行くことがあるかもしれません。

こちらもワクチンの接種をしていないと受け入れてもらえない可能性があります。

 

またどんな病気に感染しているかわからないわんちゃんたちとの生活は、怖い病気に感染してしまうリスクが発生してしまいます。

17617694352381761769264459

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4、ワクチン接種の際に注意すること

ワクチンを接種する際に心配なのが『副作用』です。

副作用が心配で接種を見送っている方も多いのではないでしょうか。

 

副作用のリスクを少しでも減らすために注意していただきたいことを紹介します!

 

接種前

□わんちゃんの体調は万全か

□ワクチン接種の前後1週間以内にシャンプーの予定がないか

□ワクチンとワクチンの間隔が3週間~1か月程度空いているか

1761770714998

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

接種後

□激しい運動は控える

□いつもと違う様子があればすぐに病院に電話する

(元気食欲がない、嘔吐、皮膚のかゆみ、お顔の腫れなど)

17617707554631761770854475

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

副作用以外にもにもワクチンについて気になることがあればお気軽にご相談ください!

 

——————————————————————————————————————————

ここまでワクチンについてのお話をしてきましたがいかがだったでしょうか?

 

最後にワクチンとは関係ありませんが、お散歩の途中でいつもおやつをもらいに来てくれるマーシャルくんとソラくんが一緒に来てくれた時の可愛すぎるお写真をご覧ください(^^)

Screenshot_20251019_175015_GalleryScreenshot_20251019_175005_Gallery

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

診察の時以外でも嬉しそうに病院に遊びに来てくれる姿にスタッフは仕事を忘れてメロメロになっています(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

知らないと危ない!家の中の” 身近な中毒 “にご注意!

こんにちは!

動物看護師の猪原です。

みなさん夏の思い出はできましたか??

今年も暑すぎたので空太との旅行は秋に延期しました(笑)

クーラーの下で今日も気持ちよさそうに寝てます(^^

また夏の思い出聞かせてください♪

IMG_1258

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回のブログは『中毒』についてです。

わんちゃんねこちゃんの中毒は、みなさんがご存じのものから、身近にある植物、

生活用品でも命にかかわるものもあるので簡単にまとめてみました!

————————————————————————————————————–

 

〇 食べ物 〇

・ぶどう/レーズン

症状 :嘔吐、下痢、食欲不振など軽度のものから急性腎不全を引き起こすものまで

一般的に症状が出るのは摂取後8~24時間以内

中毒量:明確には決まっておらず、少量で中毒になる子もいれば大量に食べても無症状の子も

 

ぶどうよりもレーズンの方が少量で中毒を引き起こすとされています。

ぶどう

 

 

 

 

 

 

 

 

・チョコレート

症状 :最初の徴候は落ち着きのなさ、下痢、嘔吐、多飲、ふるえなど 重度になると高血圧やチアノーゼ、痙攣

カフェインは摂取後2時間以内に症状が出るとされていますが、チョコの場合は摂取後2~4時間後

脂肪分が多いので少量でも消化器症状が出る場合あり

中毒量:ミルクチョコは約10g/㎏、高カカオは約2g/kgで軽度症状

ちょこ2

 

 

 

 

 

 

 

 

・たまねぎ/ねぎ類

症状 :下痢、嘔吐などが摂取後6~12時間後に出やすく、遅れて血尿や貧血、黄疸などが出る場合も

数日経ってから重症化する可能性あり

中毒量:犬は約15~30g/kg 猫は約5g/㎏

加熱、加工しても変わらない、スープも危険!!

Onion isolated on white. Vector illustration

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・キシリトールガム

症状 :低血糖(嘔吐、痙攣、虚脱、昏睡)

中毒量:犬は約0.05g~0.1g/㎏で低血糖

ガム1粒に約0.5g~1.0g前後のキシリトールが・・・!

kisiri

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他マカダミアナッツやくるみも少量で危険です!

 

〇 植物 〇

・ユリ(特に猫)

症状 :摂取後1~3時間以内に嘔吐、食欲不振、唾液分泌、12時間~30時間までは多尿

中毒量:一部を摂取するだけで猛毒花瓶の水も中毒の危険あり

yuri

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・ポインセチア

症状 :嘔吐、口腔内粘膜の炎症や刺激

poinsettia

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスに飾られる事が多いのでこれからの時期要注意です!!

 

〇 医薬品 〇

・人体用鎮痛剤(頭痛薬)

症状 :嘔吐、下痢、貧血、胃潰瘍など

中毒量:種類によって量は変わりますが猫や小型犬であれば1錠摂取するだけで症状がでる可能性あり

pain-reliever_box_17065

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇 その他 〇

・除草剤/殺虫剤

舐めたり食べたりすると、胃腸障害、呼吸困難、神経症状などが起こる可能性あり

 

・保冷剤

最近は安全タイプもありますが、エチレングリコール入りが特に危険

嘔吐やふらつき、けいれんなどが起こり、少量でも命に関わることも、、、

 

————————————————————————————————————–

 

中毒物質を食べてしまった可能性がある場合は

 

1.自己判断で無理に吐かせない

2.すぐに動物病院に電話(いつ頃、何を、どのくらい食べたか、今の症状)

3.受診時は食べた可能性のある物を持参

 

————————————————————————————————————–

わんちゃん、ねこちゃんの中毒は食べ物、植物、薬、生活用品など、身近なものが原因になる事が多いです。

いくら注意していても留守中や目を離した隙に食べてしまう事もあると思います。

「少しなら大丈夫」という油断が命に関わることも・・・

催吐処置は時間が早ければ早い方がいい(遅くても1時間~2時間)ですが、

レーズンやチョコ、キシリトールは胃内に残留することがあるため、多少時間が経過していても催吐処置が適応になる場合があります。

 

 

 

このブログが大切な愛犬愛猫と幸せに過ごす為の助けに少しでもなれば幸いです(^_^)v

不安な時は迷わずご相談ください(^^)//

 

今年も残り3か月。

毎日を大切に日々楽しんで過ごしていけたらなと思います(^^♪

 

IMG_2378

 

待望の新商品です!

皆さん、こんにちは!動物看護師の石田です!

枚方では40度近い気温が続いていますが、熱中症対策をして乗り越えましょう!

愛犬のラッフィーは、Nクールの上が夏のお気に入りの場所です(*^^*)

 

IMG_0261

 

 

 

 

 

 

 

 

 

—————————————————————————————————————————————-

さて今月は、病院に新しく置き始めた口腔ケアグッズについてお話ししていきます!

 

そもそも「ペットの歯みがきって必要なの?」
そう感じている飼い主さんは、実は少なくありません。
放っておくと健康状態に影響を及ぼすこともあります。

 

そこで、皆さんに知って欲しいことを2つお伝えします!

 

①歯周病は“口の中だけ”の問題ではない

食べかすや歯垢が溜まり、放っておくと歯石になります。
これが悪化すると歯周病になり、歯ぐきの炎症、出血、歯のぐらつきが起きます。

さらに怖いのがここから…
歯周病菌は血液を通じて全身に回り、心臓病、腎臓病、肝臓病など、命に関わる病気の原因になることがあります!

 

 

3歳以上の8割が歯周病予備軍

「まだ若いから大丈夫」という油断は禁物。
歯や口臭の変化は、飼い主が気づいた時にはすでに進行していることが多いのです。

 

だからこそ、“毎日のケア”がとても大切なのです!

 

———————————————————————————————————————————————-

 

○歯磨きジェル(CRYSTAL JOY)の推しポイント

1. 無色透明・無味無臭
味や匂いに敏感な子でも嫌がりにくい

 

2. MA-T Systemを採用
流行性ウイルスをはじめとするウイルスの不活性化や様々な細菌の除去が可能なため、抗菌力に優れている

また、大阪・関西万博『大阪ヘルスケアパビリオン』でも展示ブースが作られ、未来のヘルスケアとして注目されている

 

3.安全性と効果の両立
ペット保険会社アニコムアース製薬の2社共同開発

 

○効果の実感

・口臭軽減
使用初日と2週間後の口臭軽減率では、飼い主様の74%が口臭軽減の効果の実感!

・汚れの軽減
約2週間で40%の飼い主様が歯石の汚れ、50%の飼い主様が色素沈着の薄れを実感!

 

歯石の汚れ

IMG_0317

 

 

 

 

 

色素沈着

IMG_0318

 

 

 

 

 

 

使用頻度は毎日1〜2回と無理のないペース。
歯ブラシが苦手な子には、シートでやさしく拭いてあげるなど、その子に合わせた方法でOKです!
ストレスのないお手入れで、大切な家族の健康を守るために今日から始めてみませんか?

 

IMG_0537

 

 

 

 

 

 

 

歯石取りの手術しました!

皆さん、こんにちは!動物看護師の正井です!

 

7月に入り、とても暑い日が続いてます。

皆さん、熱中症にはくれぐれも気をつけてください。

私は普段室内にいる事が多いので、外に出るとすぐにバテてしまいます(-。-;

 

写真:愛犬ココちゃんのお昼寝の写真です笑

IMG_1342

 

 

 

 

 

 

 

 

夏はこのスタイルでいつもお昼寝してます(_ _).。o○

…………………………………………………………………………………………………………………

そんなココちゃんですが

以前から口の臭いが気になっていたので

歯石取りの手術を行いました!

 

1枚目が歯石取りする前で、2枚目がした後の写真です。

IMG_1178

IMG_1324

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………………………………………………………………

 

口の臭いが気になるけど、全身麻酔怖いな、不安だな、

という飼い主様もいらっしゃるかと思いますが、

手術をする前に、術前検査( 血液検査、レントゲン検査など )を実施し、

安全に麻酔がかけれる状態を確認して上で手術を行います!

 

IMG_1349

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは採血をしている様子です。

わびちゃんに協力してもらいました。

※ しっかりとお礼伝えて、いっぱい撫でてあげました。

…………………………………………………………………………………………………………………

 

【 手術のご予約、詳細について 

 

⚠︎  注意点 ⚠︎

⚪︎手術の前日22時以降は食事抜き(おやつも含む)

⚪︎9時~10時半までにご来院

 

 お預かりまでの流れ

9時から10時半までにご来院、手術に関してのお話をしてからお預かり、

お預かり後に術前検査をし、安全に麻酔をかけれる事を確認後、

お昼に手術を行い、夕方の診察時間内にお迎えになります。

(手術の内容、その子の状態によっては入院をする可能性もあります)

 

手術は完全御予約制で、LINEや電話で承っております!

手術の御予約頂いてたとしても、ご来院の順番にお呼びしておりますので、

お待ちいただく場合がございます。

 

…………………………………………………………………………………………………………………

 

歯を綺麗にしてもらったので、術後のデンタルケア頑張ってます!

歯ブラシは嫌がったので、お家ではデンタルケアのシートと

歯磨き粉を歯につけてケアしてます!

術後は歯磨き欠かさず頑張ってます!笑

 

IMG_1276

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

院内に色々な種類のデンタルケアが置いているので、

歯磨きでお困りの方がいれば、スタッフや獣医師にお気軽にご相談ください!

 

ノミマダニ予防はしていますか?

みなさん、こんにちは!動物看護師の松本です。じめじめした梅雨が終わり、いよいよ本格的に夏がやってきましたね。

私はバイク通勤なので、暑い時期は苦手です(汗)

Screenshot_20250629_205354_Gallery

 

 

 

 

 

 

 

 

病院猫のわびすけも最近はエアコンが効いている部屋でお気に入りのお菓子箱に入ってまったりしていることが多いです^‐^

 

早速ですが、今回は題名にもあるように『ノミマダニ予防』についてのお話をさせていただきます!

——————————————————————————————————————————————————

皆さんのおうちのワンちゃん・ネコちゃんはノミマダニ予防をしていますか?

 

「うちの子はお外にでないから、、、」「草むらに入らなければ大丈夫」と思っている方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、ノミマダニは皆さんが思っているよりも私たちの身近に存在している生き物なんです!

しかも、感染すると命を落とす可能性がある怖い病気を媒介することもあります。

(最近ニュースでもよく取り上げられているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)がそのひとつです。)

SNOW_20250629_172056_309

 

 

 

 

 

 

 

 

ノミマダニやそこから感染する病気から、愛犬愛猫そして自分自身の命を守るためにも

当院ではノミマダニの通年予防を推奨しています!

 

ただ従来のノミマダニ予防薬は1か月に一回投与が必要な、背中に液体をつけるスポットタイプ・食べるタイプ(犬)がほとんどです。

毎月の投与を忘れてしまいがちな方や、家での投与は難しいが毎月病院に行くのは大変、、、

毎月の投与は動物の負担にならないか心配、、、そんな方におすすめの商品を紹介します!

————————————————————————————————————————————————–

一回の投与で効果が3か月続くお薬!?『ブラベクト』のご紹介

GridArt_20250630_051844932

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎月の投与が様々な理由で難しい方におすすめしているのが、このブラベクトというお薬です。

 

ワンちゃんは錠剤タイプ・スポットタイプ、ネコちゃんはスポットタイプがあり、なんと一回の投与で

3か月効果が持続するお薬なんです!(※ワンちゃんのスポットタイプは4か効果があります。)

そのため年間4回の投与で通年予防が可能になります!

 

ワンちゃんは別途フィラリア予防を推奨していますが、冬季限定フィラリア予防のお注射と併用すれば

ネコちゃんと同じく年間4回の投与で通年予防が可能です。

 

3、4か月に一回の投与は毎月以上に忘れてしまいやすいと思いますが、ブラベクトには「3か月アラート」

という、投与時期が来たらLINEでお知らせをしてくれる機能があります!

20250630_054249

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この機能を使えば投与忘れの心配もありませんね!

 

ブラベクトと3か月アラートを使って、皆さんのおうちのワンちゃんネコちゃんもノミマダニの

通年予防を始めてみませんか?

 

ブラベクトについてのご質問はぜひ当院のスタッフまでお問い合わせください!

——————————————————————————————————————————————–

最後までお読みいただきありがとうございました^-^

最後までお読みいただいた方へ、病院が大好きすぎて休診日でも病院にやってくるとってもかわいいマーシャル君を

お届けします!

Screenshot_20250630_060351_GalleryScreenshot_20250629_205419_Gallery

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このカッパは大雨の日用で、小雨の日用もあるらしいです(笑)