すっかり涼しくなり、秋服が活躍する季節になりましたね。
ニットやジャケットなど、お洋服の幅が広がりウキウキしてしまいます。
こんにちは、動物診療助手の中山です。
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突然ですが
先日、我が家で事件が起こりました。
発生時間は深夜0時。
愛猫をいつものように撫でながら
おやすみ前のナデナデタイムを過ごしていると・・・
「シャー!!!ガブッ!!」
さっきまでゴロゴロ…気持ちよさそうに喉を鳴らしていたうちの子が
突然ガブリと嚙みついてきたのです。
はじめてのことで、ビックリしたと同時に
愛猫に嫌われたことが悲しくて
後々調べてみると、どうやらこの行動
うちの子だけではないようです。
今回はそんな猫ちゃんの攻撃行動についてお話させていただきます。
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冒頭でお話しした行動は、
「愛撫誘発性攻撃行動」と呼ばれており、
猫さんによくある攻撃行動の1つであるようです。
では、そのような行動はどうして起こるのでしょうか?
理由は様々ありますが、最も多い原因が
「撫でるのが下手」というものです。
私も今、ブログを書きながらとても悲しい気持ちになっています。
良かれと思ってしていたナデナデタイムが、
愛猫にとって迷惑だっただなんて・・・
落ち込んでいる場合ではありませんね。
ここからは具体的にどう下手なのか、私の失敗を踏まえてみていきたいと思います。
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①撫でてほしくない場所を触った
猫好きの皆さんはご存じの通り、猫さんには撫でられて嬉しい場所があります。
お顔周りやしっぽのつけ根などが代表的な例ですね。
反対に、お腹や手足、お口やお耳などは触られたくない!と感じる猫さんも多いようです。
②撫でる時間が長い
いくら撫でられて嬉しい場所でも、長時間撫で続けられると飽きてしまいます。
●しっぽが膨らんだり、パタパタする
●耳を倒す
●背中の毛が逆立つ
●体をねじる
などの行動が見られたら、撫でるのをやめましょう。
③撫で方が気に食わない
ワンちゃんを撫でるときのように、ガシガシと強めに撫でたり
雑に触られるのを嫌う猫さんは多いです。
ポンポンと優しく叩かれるのが好きな子もいれば、そっと撫でられるのが好きな子もいます。
我が子の「推しナデナデ」を是非、見つけてあげてくださいね。
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また、「愛撫誘発性攻撃行動」が見られた時、
絶対に猫さんを怒らないことが重要です。
飼い主様との関係性が崩れる原因となってしまいます。
しばらく他の部屋で過ごすなど、そっとしておいてあげましょう。
1つ注意していただきたいのが
「いつもは触っても嫌がらないところを触って怒るとき」です。
外傷があったり、思わぬ病気が隠れている可能性があります。
無理に見ようとすると、飼い主様が怪我をしてしまう恐れもありますので
まずは、かかりつけの動物病院へご相談ください。
いかがでしたか?
普段、動物関係のお仕事をしている私も
飼い主としては、まだまだなようです( ^ω^)・・・
この記事が、同じお悩みを抱えていらっしゃる飼い主様の
お役に立てたら幸いです。