11月18日にアニマルスタッフのラグドールの
中 さびすけ
が虹の橋を渡りました。
晩年は闘病生活が続きましたが、優秀なスタッフたちにより、
健康診断→早期発見からQOLの維持に取り組んでくれたおかげで、
特に苦しむことなく15年の猫生に安らかに幕を閉じることができました。
※左側が「さびすけ」・・・名前が似てるため間違えやすいが、顔が「サビ」てるように黒い方
生前は、診察室に挨拶に来たり愛想をふりまくのが好きな猫でした。
飼い主様の中にもお顔を合わせられた方も多かったと思います。
イデア動物病院1年目からわびすけとともにウチに来て、
以来、供血猫としての仕事は少なかったですが、
飼い主様やスタッフに愛される看板猫として頑張ってくれました。
名前の由来である、「わびさび」の意味は、
大まかに言ってしまうと「日本文化特有の美意識や感覚のこと」です。
その日本人ならではの美意識というのは、静かさや質素さ。
そして何よりもそのものの不完全さ。「引き算の美学」です。
日本人は完成された豪華なものよりも、
少し何かが欠落している物や静寂などを好む傾向があるのです。
イデア動物病院、またでこぼこカンパニーは、
完成されたものではなく、その人の欠陥や、それと対比した長所を愛する会社です。
名目上も、会社を象徴した猫でございました。
残る猫スタッフはわびすけのみで、高齢、持病もあり
あまり皆様の前に出て来ることはないかもしれませんが、
今後ともシェルティーの杏、ミニチュアダックスの理子、わびすけを宜しくお願い致します。
さびすけは今頃、先に逝った銀杏、りきまるとともに、
虹の橋の先で走り回っていることでしょう。
令和6年11月20日
株式会社でこぼこカンパニー
代表取締役 中 康祐