4/15(日) 13:30〜15:30
ひなたぼっこの会主催の保護どうぶつの譲渡会を当院の待合室にて行います。
どうぶつ業というのは、人とどうぶつとの絆により職業として成立します。
言い換えると、どうぶつに食べさせていただいている職業です。
私は、飼い主さんのいる幸せなどうぶつとしか接してこなかったため、裏側の現実にはできるだけ目を背けてきました。
なぜなら、その方が楽だからです。
テレビやネットにはバイアスがかかった記事が溢れ、捉え方の違いによって、何が真実で何が本質なのかわからなくなるのがイヤで見ないようにしていました。
しかし、やはり現実は現実なようです。
たまに診察を受けにくる、飼い主さんが見つかった幸せな保護どうぶつたち。
その精神的、身体的な健康上の問題は、見て見ぬふりをできない現状でした。
もちろん、全てがそうではありません。タバコのポイ捨てなどと同じように、モラルのない人はごく一部です。
しかし、そのごく一部(手術を怠った末の多頭飼育崩壊、悪質な繁殖業者や、心ない飼い主さんの育児放棄など)によって、たくさんのかわいそうなどうぶつが生まれていることも事実です。
こういった現実と向き合っている保護団体やボランティアさんの終わりなき戦いに少しでも協力したいと思っていた矢先、「ひなたぼっこの会」代表との出会いがありました。
そこでの出会いによって、
2017年、当院における「ひなたぼっこの会」の保護どうぶつの譲渡会と保護どうぶつに対する診療補助がスタートしました。
2018年には、当院トリマーによるボランティアでの保護どうぶつのトリミング「シンデレラトリミング」とTNR(地域猫の不妊手術)協力活動をはじめました。
人間が作り出したかわいそうなどうぶつたち、
なら我々人間の手でもう一度、責任を取るお手伝いをさせていただきたい。
もし、新しい家族をお迎えしようと考えている方がいらっしゃれば、保護どうぶつたちもぜひ選択肢に入れてあげてください。
ただ、「お金がないからペットショップで買えないし譲渡会でええか〜」などと気軽には考えないでください。
精神的、身体的に問題のある子がいます。
コストは余計にかかる可能性があります。
手間は余計にかかる可能性があります。
でも、みな人一倍の愛情を欲している子たちばかりで、
裏切られても裏切られても、ただ前向きに、飼い主さんと楽しく暮らすことを夢見ている子たちばかりです。
お時間があればぜひお顔を見に来てあげてください。
そこには、運命の出会いがあなたを待っているかもしれません。
よろしくお願いいたします。
イデア動物病院